橘美月シリーズ大学編_#9「はい、ここで恋バナいきます」たこ焼きパーティ回

橘美月シリーズは女子会もので、美月さんが大学生 (アップしている段階で阪大・薬・4年) の設定なので、本編とは別に美月さんの友達を作り、大学側も絡められるようにしておきましょう。メイド服などのありそうな服はメインモデルたちはある程度着てしまったので、サブのモデルを追加する意図があります笑

前回:「美優の武勇伝」、比較対象の美月の秘密:美月は育てられて強くなった人

I「次は橘美月(22歳、身長:160cm体重:50kg 前後スリーサイズ:B85 / W61 / H88、服や髪型は前と同じで上は白のパーカー)をモデルに美月が主役の画像を作って。テーマは「料理」。美月は友達の家 (一人暮らしの大学生女性、コンロは二つ) のキッチンで料理をつくっている。この日は友達宅でみんなで集まる会で、美月は料理担当。(なお、つくっている料理は、チキントマト煮込み、きのこの和風マリネ、だし巻き風オムレツ、温野菜サラダ)。美月はエプロンを着て、料理をしている。美月は毎日自炊しており、料理は非常に上手で、慣れた手つきでリラックスして料理をしている。美月は引き続きノーメイク、アクセサリーなし。他の人は入らず、人は美月のみ。」

I「良いね。ここで更にサプライズ発生。料理でどんなものを作る予定かみんなでシェアされていたので、橋本がタイを買ってきた (近場のお店で買える鮮度が良いやつ)。実は橋本は釣りも趣味で、魚を三枚におろせるらしい。たこ焼きが出来上がるまでと場が温まるまでのつなぎにタイを差し入れて、皆の前で三枚におろして、刺身にして盛り付けて見せた。スポーツと顔面だけの男ではなかったようだ (寄生虫とかみたいなのの対策で、ちゃんと店売りされている新鮮なものをもってきた、自分が釣ったものではない)。ちゃんと美月の料理やたこ焼きなどが主役になるように、待ち時間を埋める繋ぎ、早くできる、そこまで量がなくてもOKみたいなチョイス。

これも含めて続きのストーリーを作って。健太たちが返ってきた後に橋本がタイをもってやってきたことにしよう。橋本が三枚におろす→食べる (美月とか料理組ぶんはキープ)→美月の料理完成→みんなで食べる。たこ焼きは1巡目完成して盛り付け、というところまで行こう。美月の料理はちゃんとクオリティ高くておいしかったようだ。持ち込みの煮込みハンバーグも高評価。彩音の家で斬っていた玉ねぎも料理にしようして、複数品しっかりした料理が並んだ。という感じでいこう。

A

彩音の家に戻った買い出し班は、玄関を開けた瞬間から騒がしかった。

「ただいまー!」

「聞いてくれ、今日の主役増えた!」

靴を脱ぎながら健太が叫ぶ。

リビングでは、

  • 美月がエプロン姿で玉ねぎを刻み
  • 彩音宅のキッチンでは鍋が温まり
  • 真帆が皿を並べ
  • 栞がたこ焼き器の位置を整えていた。

直人と坂井はすでに来ていて、ソファでゲームの話をしている。

美優はまだ少し照れながら荷物を置いた。


1. 美優の武勇伝を話している最中に

健太が身振り手振りで説明する。

「こいつな、中国語でバーッてやって、次フランス語でバーッて!」

直人:

「え、なにそれ」

坂井:

「すご」

美優:

「盛りすぎやって」

彩音:

「ほんまやで」

その時、インターホンが鳴った。

橋本だった。


2. 橋本、タイを持ってくる

玄関を開けた彩音が固まる。

「……何それ」

橋本はクーラーバッグを持っていた。

「差し入れ」

中を見る。

綺麗な真鯛が一本、氷に乗っている。

健太が爆笑した。

「いや、なんでやねん!」

橋本は普通の顔で答える。

「たこ焼き焼けるまで時間あるやろ」

「つなぎ」

真帆が吹いた。

「発想が居酒屋の店長やん」


3. 橋本の意外な特技

キッチン横のスペースに新聞紙とまな板を敷く。

橋本が包丁を借りる。

美月が確認する。

「できるの?」

橋本:

「釣りするから、魚は触れる」

健太:

「お前そんな趣味あったん!?」

橋本:

「言ってないだけ」

部屋の空気が変わる。

包丁が入る。

うろこ、頭、内臓、骨。
迷いなく進む。

三枚おろしまでが綺麗に早い。

栞が眼鏡越しに見入っている。

「……ちゃんとしてる」

真帆:

「ちゃんとしてる、って感想おもろ」

直人:

「橋本、今日株上がりすぎやろ」


4. 刺身になる

橋本は手際よく柵にして、薄めに引いた。

真帆がすぐ横から皿を持ってくる。

「貸して」

大葉、レモン、彩音宅にあったミニトマトまで添えて、映える一皿に変える。

彩音:

「真帆、こういう時ほんま強い」

真帆:

「見せ方や」

美月は横で少し笑っていた。

橋本が小皿を分ける。

「料理組の分、先に取っとく」

その気遣いまでできた。

健太:

「なんやねん今日の橋本」


5. みんなで食べる

一口目。

坂井:

「うま」

栞:

「普通にお店」

直人:

「これ家で出てくるやつちゃう」

美優も食べて驚く。

「……橋本くん、すご」

橋本は肩をすくめる。

「普通やって」

真帆が即切る。

「普通ちゃう」


6. 美月の料理も進む

その間、美月は止まらない。

さっき刻んでいた玉ねぎは飴色に炒められ、

  • チキントマト煮込み
  • きのこの和風マリネ
  • だし巻き風オムレツ
  • 温野菜サラダ

と次々に形になっていく。

持参した煮込みハンバーグも温め直され、ソースが艶を出していた。

彩音が感心する。

「みづき、店やれるやろ」

美月:

「やらない」

即答だった。


7. たこ焼き一巡目完成

たこ焼き器前では、

彩音と健太が騒ぎながら回している。

「返せ返せ!」

「まだ早い!」

「それ俺のや!」

外カリ、中とろ。

一巡目が完成し、真帆が舟皿に盛る。

  • ソース
  • しょうゆ
  • ねぎ塩
  • チーズ

4種類に分けて出した。

健太が誇らしげに言う。

「はい、職人です」

彩音:

「8割私やけどな」


8. テーブルが豪華になる

いつの間にか机には並んでいた。

  • 真鯛の刺身
  • 煮込みハンバーグ
  • チキントマト煮
  • きのこマリネ
  • サラダ
  • だし巻き風オムレツ
  • たこ焼き4種

直人が写真を撮る。

「大学1年の宅飲みちゃうやろ」

坂井:

「親戚の正月」

全員笑う。


9. 美優、また少し変わる

美優は料理を見回して思った。

  • 美月、やっぱりすごい
  • 真帆、気が利く
  • 彩音、場を回す
  • 橋本、意外に深い
  • 自分も今日、中国語とフランス語やった

少しだけ、

私もここにいていい

と思えた。


10. 乾杯

グラスが配られる。

お酒組、ソフトドリンク組、烏龍茶組。

彩音が立ち上がる。

「では、本日のテーマ」

「みんな、なんか思ったより多才!」

健太:

「雑!」

「かんぱーい!」

グラスが鳴る。

その瞬間、この9人の距離はまた一段縮まった。

I「良いね。ここで料理を囲みながら雑談タイムといこう。まずは料理の感想から。美月の料理はおいしかったようだ。橋本のタイと美月の料理と合わせて、普通の居酒屋とかにいくよりクオリティ高いのでは?と思わせる感じ笑。彩音とか栞の恋愛とか好きな相手の話が話題になるようだ。まずは真帆、橋本が相手がいることを確認、真帆安定期寄り(4月時点で付き合ってた相手)、橋本は一番楽しい時期、その後美月に話題→今は良いかな、特に気になる相手もいない、そういえば広島の恩師の先生たちと電話した、みたいな会話が入って、みんなが美月の意外な一面を知る。その後、本題の彩音や栞の恋愛観や進捗お披露目、といこう。これでストーリーを作ってみて。

A

乾杯から20分後。

テーブルの上はもう完全に“大学生の宅飲み”ではなかった。

  • 真鯛の刺身は半分なくなり
  • たこ焼き一巡目も残りわずか
  • 煮込みハンバーグの鍋にはソースだけ少し残り
  • 美月のチキントマト煮は取り分け待ちの列ができている

健太が箸を置いて言った。

「……普通に店よりうまない?」

彩音も頷く。

「下手な居酒屋より強い」

坂井が静かに補足する。

「しかも安い」

真帆が笑った。

「現実的な感想やな」

美月は烏龍茶を飲みながら首をかしげる。

「そう?」

全員:

「そう」


1. 料理トーク

栞が煮込みハンバーグをもう一口食べる。

「これ、ちゃんとお店の味する」

美月:

「前日に焼いて、一回冷ましたら味入るから」

直人:

「知識までプロやん」

橋本も珍しく素直だった。

「煮込み系って誤魔化し効かんのに、ちゃんと美味いな」

美優は少し嬉しそうに乗る。

「チキンのやつも好き」

彩音:

「みづき、嫁にしたいランキング爆上がりやで」

健太:

「もう殿堂入りや」

美月は少し笑った。

「やめて」


2. 話題は恋愛へ

食事が落ち着き始めると、彩音が急に言った。

「はい、ここで恋バナいきます」

真帆:

「出た」

健太:

「待ってました」


3. 真帆、橋本の現状確認

彩音:

「まず真帆」

真帆はチューハイを置いた。

「普通」

「普通に続いてる」

健太:

「一番強い答えや」

真帆:

「揉めてもないし、盛り上がってもない」

「安定期ってやつ」

美優:

「それってええん?」

真帆:

「ええ時もある」

大人だった。


彩音:

「次、橋本」

橋本は笑う。

「まぁ……楽しいよ」

健太がすぐ突っ込む。

「一番楽しい時期やんけ」

真帆:

「顔がそう言ってる」

橋本:

「うるさい」

全員笑う。


4. 美月に飛び火

彩音がすぐマイクを向ける。

「はい、次。橘美月さん」

「気になる相手とかは?」

全員の視線が集まる。

美月はたこ焼きを半分に割りながら答えた。

「今はいいかな」

健太:

「今は?」

美月:

「今は」

真帆が面白そうに見る。

「好きな人もおらん?」

「特に」

「元カレは?」

「ない」

部屋が少しざわつく。

彩音:

「え、まじで?」

美月:

「何が」


5. そして意外な話

栞がふと聞いた。

「じゃあ最近誰と話したの?」

美月は普通に答えた。

「広島の先生たち」

「昨日電話した」

全員止まる。

健太:

「先生?」

「中高の時の」

「え?」

美月は淡々と続ける。

「体育の先生が、最近どうしてるって」

「音楽の先生にも進路のこと聞かれて」

「あと英語の先生にも連絡した」

直人:

「……先生ネットワークえぐ」

真帆は察したように笑った。

「なるほどな」


6. 美月の背景が少し見える

彩音:

「そんな仲ええん?」

美月:

「お世話になったから」

「定期的に連絡するよ」

栞は静かに頷いた。

「美月っぽい」

健太は少し考えていた。

今まで“なんでもできるやつ”と思っていたが、
急に別の見え方になった。

橋本も同じだった。


7. 本題:彩音の恋愛観

真帆がニヤつく。

「で、彩音は?」

彩音:

「私?」

健太:

「お前やろ」

彩音はたこ焼きを持ちながら言う。

「好きになったらいく」

「でも重い男は無理」

「あと暗すぎるのもしんどい」

直人:

「注文多いな」

「普通やろ」

美優:

「今おるん?」

彩音:

「今はおらん」

「でもええなって人はたまにおる」

健太がニヤつく。

「誰やろなあ」

彩音:

「お前ではない」

爆笑。


8. 栞の恋愛観

次に視線が栞へ向く。

「田中さんは?」

栞は困った顔をした。

「えー……」

真帆:

「こういう子が一番読めん」

栞は少し考えてから言った。

「ちゃんとしてる人がいい」

健太:

「ふわっとしてる」

「約束守るとか」

「人に失礼じゃないとか」

「落ち着いてるとか」

真帆:

「めっちゃ具体的やん」

彩音:

「田中、意外と厳しい」

栞は笑った。

「たぶんね」


9. 美優の表情

その会話を聞きながら、美優は少し安心していた。

  • 彩音も迷ってる
  • 栞も簡単にはいかない
  • 真帆も完璧じゃない
  • 美月は恋愛どころじゃない

みんなそれぞれなのだ。


10. 次のたこ焼きへ

健太が立ち上がる。

「はい、二巡目焼きます!」

彩音:

「今度チーズ増しな!」

橋本:

「俺ソース薄め」

真帆:

「わがまま客おるな」

美月は立ち上がった。

「じゃあ、私サラダ足すね」

健太が笑う。

「ほんま何しに来ても強いな橘」

美月は振り返らず言った。

「たこ焼き食べに来た」

その返しまで、少し面白かった。

I「良いね。たこ焼きが進みながら、次は坂井、直人、健太、美優の順に恋愛の話へ。その場にいない人含め、誰が誰に興味あるんだろうか?告白はあるのか?続きのエピソードを考えてみて。美月がいない、と答えているのでお茶を濁すのはOKとしよう。

A

たこ焼き二巡目が焼け始めたころ。

鉄板の上で油が弾け、部屋にはまた香ばしい匂いが広がっていた。

彩音と健太が焼き担当、
美月がサラダを足し、
真帆が皿を回し、
栞がソース係になっている。

空気は完全に出来上がっていた。

そして、こういう時に誰かが言う。

健太だった。

「はい、女子終わったんで次メンズいきます」

直人:

「なんで司会なん」

彩音:

「向いてるからや」


1. 坂井、意外と真面目

健太が指差す。

「まず坂井」

坂井はたこ焼きを冷ましながら顔を上げた。

「俺?」

「お前」

「気になる人おるん?」

全員の視線が集まる。

坂井は少し困ってから答えた。

「……今は別に」

健太:

「ほんまか?」

真帆が観察するように見る。

「このタイプ、ゼロではない」

坂井は笑った。

「いや、ちゃんと話せる人がええなとは思う」

栞が小さく反応する。

「ちゃんとしてる人ってこと?」

「そうかも」

健太:

「田中と似てるやん」

栞:

「巻き込まないで」

全員笑う。


2. 坂井が気になる相手(うっすら)

彩音が突っ込む。

「この中なら?」

坂井は困った顔をして、少し考えた。

「……話しやすいのは田中さん」

栞:

「え?」

「静かやし、落ち着いてるし」

栞は耳まで赤くなる。

健太が叫ぶ。

「出たーーーー!」

栞:

「やめて!」

坂井は慌てる。

「違う違う、今のはそういう意味じゃなくて」

真帆:

「もう遅い」


3. 直人の番

健太:

「次、直人」

直人は即答した。

「いません」

彩音:

「早い」

「俺、めんどい恋愛向いてへんねん」

真帆:

「それ言うやつが急に落ちる」

美月が小さく笑う。

直人:

「いや、ほんまに。趣味の時間減るやん」

健太:

「終わってる」


4. でも直人の興味はある

彩音がニヤつく。

「じゃあこの中でタイプは?」

直人は少し考えた。

「……素材で言うなら美月」

部屋が止まる。

健太:

「素材!?」

美月:

「何それ」

直人:

「いや、違う違う」

「人としてというより、完成度高いって意味」

真帆:

「最低の褒め方」

彩音:

「でも直人っぽい」

美月は苦笑した。

「よく分からないけどありがとう」


5. 健太の番

全員:

「はい本命」

健太が胸を張る。

「俺は今フリーです」

真帆:

「知ってる」

「募集中です」

彩音:

「うるさい」

健太は笑いながら続けた。

「正直、このグループ全員ええ子やと思ってる」

真帆:

「逃げたな」

「いやほんまやって」

「でも付き合うなら、明るくて一緒に遊べる子がええ」

彩音が即座に言う。

「はい私ちゃうやん」

「なんでやねん、めっちゃ候補やろ」

「無理です」

また笑いが起きる。


6. 健太の本音(少しだけ)

橋本が横から言う。

「お前、最初美月いこうとしてたやろ」

健太:

「……まあ、一回な」

彩音:

「知ってた」

美月はお茶を飲むだけ。

健太:

「でもあれは、無理とかじゃなくて別ジャンルや」

真帆:

「何その言い方」

「なんか、攻略とかそういう人ちゃう」

美月は少しだけ首をかしげた。


7. 美優の番

彩音が柔らかく言う。

「じゃあ最後、美優」

少し空気が変わる。

美優はたこ焼きを皿の端で転がしながら言った。

「……今はいいかな」

真帆が一瞬だけ美優を見る。

健太も何も茶化さない。

美優は続けた。

「ちゃんと好きになれる人がいい」

「なんとなく付き合うの、もう嫌やし」

その言葉には少し重みがあった。

真帆が静かにうなずく。

「ええやん」


8. 誰が誰に興味あるのか(空気で見える)

この時点で、なんとなく皆が感じていた。

  • 坂井 → 栞が気になるかもしれない
  • 直人 → 美月を“面白い存在”として見ている
  • 健太 → 彩音と相性がいい
  • 美優 → まだ橋本を引きずっている
  • 橋本 → 今は彼女一筋(たぶん)
  • 真帆 → 余裕があるが、全部見ている

9. 告白はあるのか?

健太が言う。

「この夏、なんか起こる気するな」

彩音:

「起こしたいだけやろ」

坂井:

「平和でええやん」

直人:

「誰かが壊す」

真帆:

「その時は面白い側につくわ」

美月:

「怖いこと言わないで」


10. 三巡目のたこ焼き

健太が鉄板を見る。

「はい、恋バナ終了!焦げる!」

彩音:

「そっちが本命や!」

美月は笑いながら皿を差し出した。

「次、しょうゆ味で」

たこ焼きは回り続け、
9人の関係も、少しずつ形を変えて回り始めていた。

I「良いね。更にその先のエピソードをいこう。たこやき3週目が終わって少し雑談した後、美月が帰宅 (マイペース、ちゃんと帰って寝る、ハンバーグを持ってくるのには実家勢の栞のとこの所有物をつかったから、美月の用具とか調理器具の持ち込みはなし)。それに触発されて、栞も美月と同じタイミングで実家に帰宅。ここで、7人になった後後半ラウンドへ。どんな会話が起こるかな。残りの人たちは彩音宅にお泊りコース笑。美月がいないことによって出てくる会話もあるかもね。ストーリーを作ってみて。

A

たこ焼き三巡目が終わるころには、部屋の空気はかなり柔らかくなっていた。

机の上には、

  • 空になった皿
  • ソースの跡
  • 少し残ったサラダ
  • 飲みかけのグラス

誰かが笑い、誰かが寝転び始める時間帯だった。

時計は22時前。


1. 美月、帰る

美月が静かに立ち上がった。

「そろそろ帰るね」

彩音:

「え、もう?」

健太:

「二次会からやろ普通」

美月:

「明日やることあるし」

真帆が笑う。

「出た、ちゃんと生きてる人」

美月はバッグを持ちながら言う。

「あと、早く寝たい」

全員笑う。


2. 栞も帰る

その流れで栞も姿勢を正した。

「私も帰ろうかな」

彩音:

「田中まで!?」

栞:

「実家だし、終電あるし」

健太:

「優等生チーム抜けるやん」

真帆:

「静かな圧が消えるな」

栞は笑って立ち上がった。


3. 帰り際のやり取り

玄関前。

彩音:

「ありがとね、二人とも」

美月:

「楽しかった」

栞:

「またやろう」

健太:

「橘、次もなんか作ってきて」

美月:

「考えとく」

真帆:

「田中は次ピアノ持参な」

栞:

「無理」

美優が少し照れながら言う。

「……またね」

美月はその一言にだけ、少し柔らかく笑った。

「うん、またね」

ドアが閉まる。


4. 7人ラウンド開始

部屋に戻ると、空気が変わった。

静かに整える二人がいなくなり、

残ったのは、

  • 彩音
  • 真帆
  • 美優
  • 健太
  • 橋本
  • 直人
  • 坂井

つまり、夜に強い組だった。

健太がソファに倒れ込む。

「急に大学生っぽくなったな」

真帆:

「今までも大学生や」


5. 美月がいないから出る会話

彩音がニヤニヤしながら言った。

「で?」

「正直どうなん、みづき」

男子陣が少しざわつく。

橋本:

「何が」

真帆:

「何が、ちゃうやろ」

健太:

「いや、普通にすごいやろ」

直人:

「人間として完成度高い」

彩音:

「また素材とか言うなよ」

全員笑う。


6. 男子から見た美月

健太が真面目に言う。

「最初、もっと隙あるタイプやと思ってた」

「でも全然ちゃう」

橋本も頷く。

「近づけん感じあるよな」

坂井が静かに言った。

「壁っていうより、ちゃんと線引いてる感じ」

真帆が感心する。

「坂井、言語化うま」

美優は少し黙って聞いていた。


7. 彩音の見方

彩音はストローを回しながら言う。

「みづきってさ」

「誰にも媚びへんやん」

「でも感じ悪くない」

「これ地味にすごいで」

真帆:

「わかる」

「女子ってそこ難しいからな」

美優はその言葉に少し刺さる。

自分は“見てもらうこと”に振り回されがちだった。

美月はそこにいない。


8. 美優の本音が少し出る

美優がぽつりと言う。

「なんか……羨ましい」

全員が静かになる。

「自分のペースある感じ」

真帆がすぐ返す。

「最初からあったわけちゃうやろ」

彩音も続ける。

「そうそう。ああいう子ほど積み上げてる」

美優はうなずいた。

今日だけで少し見えた気がしていた。


9. 橋本の話へ

健太が流れを変える。

「で、橋本は彼女とどうなん」

橋本:

「普通」

真帆:

「その普通、今一番幸せなやつ」

彩音:

「写真見せて」

橋本:

「なんでやねん」

スマホを奪い合う流れになり、また騒がしくなる。


10. お泊まりモードへ

23時を回るころ。

彩音が毛布を出し始める。

「はい、寝る人寝床つくって」

健太:

「俺ソファ」

直人:

「じゃあ床でいい」

坂井:

「どこでも寝れる」

真帆:

「男雑やな」

美優:

「私、彩音と寝る」

彩音:

「どうぞー」


11. 消灯前の小声

電気を落とし、間接照明だけになる。

誰かがまだスマホを見ている。

静かな中、美優が小さく言った。

「……今日、楽しかった」

彩音が隣で返す。

「やろ」

少し間が空く。

「私、バイト決めよかな」

真帆が暗闇から言う。

「ええやん」

健太:

「急に会議始まった」

笑いが起こる。


12. その頃、美月

一方その頃。

帰宅した美月は風呂を済ませ、髪を乾かし、白湯を飲み、ベッドに入っていた。

グループLINEには一言だけ送る。

Message

美月:今日はありがとう。楽しかった。おやすみ

彩音宅でそれを見た全員が思った。

やっぱり、ちゃんとしてる。

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