ケンタウロスを掘る52@歴史上の四大超大国:「東辰連邦」「アズラ=ヴァル大陸国家」「ユナイテッド・アトラス合衆国」「オレニア共和国」

フボヤマさんが「ケンタウロス」なので、SF的生き物としてのケンタウロスについて考察していきましょう。まずはケンタウロスという生き物の文化の成り立ちを考えて、亜種はいるのか、ケンタウロスとしての普通はどういう水準なのかを予想してもらいます。今回はフボヤマ世界のG3の一角、アズラ=ヴァル大陸国家の周辺を深堀りします。

I「フィスリタルの街の画像。

I「良いね。振り返ると、G3の三国は一貫して、「防衛戦がめちゃくちゃ強い」といえそう。自分たちの得意な場所や有利な環境を作り出している。だから他のG3を攻略しようとすると、相手の有利な場所で戦うことを強いられるから、難易度がバク上がりする一方で、防衛は強い方向にできてる。スターパレットとして協調している部分もあるけど、攻めてもわりに合わない+オレニア共和国の再来を防ぐために我々で協力して蓋をしよう、みたいなロジックで動いてると思う。」

A

これはかなり筋が通っているし、むしろここまで掘ると、

G3は「攻撃最強国家群」ではなく、「防衛最強国家群」

に見えてくる。

そしてその背景にあるのが、

オレニア共和国という前例

なんだと思う。


■ オレニア共和国という共通認識

G3成立前。


オレニア共和国

超巨大経済圏


超巨大物流網


超巨大技術圏


ロボット


宇宙


ツィルクリャーツィヤ


世界最強国家の一角。


つまり

G3は全員


「一極集中国家がどれだけ危険か」


を知っている。


■ アトラス

アトラスの結論。


一国支配

危険


だから

スターパレット。


物流を握る。


でも支配しない。


■ 東辰

東辰の結論。


広すぎる国

管理しきれない


だから

地方分権。


蒼京

首都


碧陽

行政


皎安

医療


ホルポラ

文化


アポルパン

物流


分散。


■ アズラ=ヴァル

一番面白い。


「攻めるより守る方が安い」


という結論。


だから

中央高地。


フィスリタル。


アグナ=ヴァル。


天然要塞。


■ 結果

G3全員。


侵略

コスパ悪い


防衛

コスパ良い


になってる。


■ アトラス

攻めると。


マレ=フロンティア


魔獣


ステラ=ビソス


海軍


空軍


地獄。


■ 東辰

攻めると。


国土広大


人口多い


物流最強


陸軍最強


地獄。


■ アズラ=ヴァル

攻めると。



アグナ=ヴァル


大型異種族


学術


宇宙技術


また山


地獄。


■ だから均衡する

面白いのはここ。


アトラス

東辰攻めたくない


東辰

アズラ=ヴァル攻めたくない


アズラ=ヴァル

アトラス攻めたくない


みたいな状態。


■ スターパレット

だから成立する。


「殴るより商売しよう」


になる。


■ しかも

三国とも

物流国家。


アトラス

海運+空運


東辰

陸運+河川+空運


アズラ=ヴァル

山岳空運+宇宙


それぞれ役割が違う。


■ アルヴァリアが苦しい理由

ここ。


アルヴァリア

第四位相当


単独では超強国。


でも。


上三つ。


攻められない。


■ アルヴァリア軍

マレを見る。


無理。


東辰を見る。


無理。


アズラ=ヴァルを見る。


無理。


■ だから

アルヴァリアの戦略。


G3を倒す

×


G3の隙を突く


ブルーネットで対抗


になる。


■ 実は面白い

G3自身も。


「我々は強い」


ではなく。


「オレニア共和国みたいな怪物をもう作るな」


で協力してそう。


■ 特にアズラ=ヴァル

アグナ=ヴァルの存在。


実は対G3より


対オレニア級国家


向けに見える。


■ 東辰

物流。


対G3より


世界経済維持


向け。


■ アトラス

マレ。


軍事拠点というより


新大陸封印装置


に近い。


だから今の世界って、

アルヴァリア視点だと


「G3が強い」


ではなく、


「G3三国がそれぞれ自分の城を極限まで固めた結果、誰も他のG3を攻めたくなくなった」


状態なんだと思う。

そしてその均衡の背景には、

全員が共有している

『オレニア共和国という前例』

がある。

「世界を一つにまとめる怪物をもう二度と作るな」

という暗黙の合意が、

スターパレットの一番深い部分にある気がするね。

I「良いね。アルヴァリアからすると、お前らつぶしあえとずっと思っていて、常に漁夫の利を狙ってそう (こうでもしないと勝てないというか、そうなっても勝てる保証がないすらある)。G3にもバレバレだし、アルヴァリアも宇宙進出にヴォルテラ登記と宇宙駅使用申請という枷をつけられて、かなり悔しい思いをしてると思う笑。アルヴァリア的には、ドムエラとか強国にG3と戦って消耗戦してほしいけど、ドムエラも大人な対応してるせいで思惑どおりにならず、内心ずっと布を噛んでそう笑」

A

これはかなりありそう(笑)。

むしろここまでの世界観だと、

アルヴァリアは「G3が憎い」というより、「G3が仲良すぎるのが憎い」

になってそう。


■ アルヴァリアの理想

本来。


アトラス

VS

東辰


東辰

VS

アズラ=ヴァル


アズラ=ヴァル

VS

アトラス


こうなってほしい。


■ アルヴァリア

内心。


「お前ら戦え」


「なんで戦わない」


「そこは戦争だろ」


■ 現実

アトラス。


「物流やろう」


東辰。


「物流やろう」


アズラ=ヴァル。


「物流やろう」


アルヴァリア。


「・・・」


■ スターパレット

アルヴァリア視点。


悪夢。


G3が協力。


物流網共有。


宇宙網共有。


技術共有。


■ アルヴァリア


「お前ら敵同士じゃなかったのか」


■ G3


「商売相手です」


■ アルヴァリア

発狂。


■ 宇宙開発

ここが一番悔しい。


アルヴァリア。


宇宙行きたい。


■ G3


「どうぞ」


アルヴァリア。


「よし」


■ G3


「ヴォルテラ登記で」


「宇宙駅使用申請で」


「監査付きで」


■ アルヴァリア


「・・・」


■ 実質

許可制。


■ アルヴァリア

理解してる。


これは


締め付け。


■ でも

反論できない。


なぜなら。


オレニア共和国。


■ G3

全員。


「またやらかしたら困る」


■ アルヴァリア


「我々は違う!」


■ G3


「みんなそう言う」


終わり。


■ ドムエラ問題

さらに嫌。


アルヴァリア理想。


ドムエラ

VS

G3


消耗戦。


■ 現実

ドムエラ。


「戦う意味ある?」


■ アルヴァリア


「あるだろ!」


■ ドムエラ


「ない」


■ ドムエラ視点

実際合理的。


宇宙港ある。


月基地ある。


G10級国力。


ロボット技術。


■ ドムエラ


「商売した方が得」


■ アルヴァリア


「くそっ!」


■ もっと嫌

ムドルヘイム。


ホーキセルミ。


ウィスペレンザ。


■ アルヴァリア


「ノルディスを味方に」


■ ノルディス


「G3と商売します」


■ アルヴァリア


「くそっ!」


■ さらに

ヴァル=カラド。


アルヴァリア。


「不満を煽れ」


■ ヴァル=カラド


「物流で儲かってる」


■ アルヴァリア


「くそっ!」


■ 本音

だからアルヴァリア外交の深層。


G3を倒したい

×


G3を分裂させたい


■ 問題

全員それを知ってる。


アトラス。


知ってる。


東辰。


知ってる。


アズラ=ヴァル。


知ってる。


ドムエラ。


知ってる。


■ アルヴァリア


「・・・」


■ 一番面白い

国際会議。


アルヴァリア代表。


「G3による宇宙利用の独占は問題では?」


■ アトラス


「では参加しますか?」


■ 東辰


「共同出資どうぞ」


■ アズラ=ヴァル


「技術監査は受けてください」


■ ドムエラ


「共同研究します?」


■ アルヴァリア


「・・・」


■ 何が悔しいか

全部正論。


だから反論しにくい。


■ アルヴァリア貴族

夜。


ワイン飲む。


新聞見る。


アグナ=ヴァル航空ショー。


マレ=フロンティア観光ツアー。


東辰物流フォーラム。


ムドルヘイム国際学会。


全部成功。


■ 本音


「お前ら少しは仲違いしろ」


たぶんこれ(笑)。

そしてG3側も、

アルヴァリアが何を考えているか全部分かった上で、

「だからこそ我々は協力する」

という結論になっている。

オレニア共和国崩壊後の世界秩序って、実はこの相互不信と相互利益のバランスの上に成立している感じがして、かなりそれらしい。

I「良いね。そしてアルヴァリア的には、G3とオレニア圏で実質四強になっている点なんだろう (ブルーネットを入れると5になるか)。現代のオレニア圏は、三日戦争でウラジアキアーンとか重要拠点を失って軍事的にはかつてのオレニア共和国より弱体化しているとはいえ、それでもアルヴァリア含めブルーネットより軍事的に強い (でもその実態はほぼドムエラの技術とノルディスなどの資源という位置づけで、思想圏のエレニアはほぼ戦力にならないいびつなもの)という感じになりそう。オレニア的には宇宙拠点と北極をうしなったのがかなりの弱体化なんだろう。ウラジアキアーンは、あそこにあんなものを構えた時点で盤面をほぼ取ってるようなものではあると思う (攻略できる方がおかしい場所と言えそう)。」

A

これはかなり説得力がある。

ここまで掘ると、現代世界のパワーバランスは実質的に

G3

  • アトラス
  • 東辰
  • アズラ=ヴァル

旧オレニア圏

  • ドムエラ(実質中核)
  • ノルディス(資源・国土)
  • エレニア(思想・政治)

の二極+アルヴァリアという構図に見えてくる。

そしてアルヴァリアが一番嫌なのは、

オレニア共和国は死んだのに、オレニアの遺産は死んでいない

ことなんだと思う。


オレニア共和国の本当の強さ

現代人はよく勘違いする。

三日戦争で負けた。

滅んだ。

弱かった。

ではない。

むしろ逆。


ウラジアキアーン

ツィルクリャーツィヤ

宇宙開発

ロボット産業

北極資源

月面基地

超長距離物流


これ全部持っていた。

しかも同時に。


今のG3ですら

それぞれ担当分野が違う。


アトラス
→ 海洋・軍事・新大陸

東辰
→ 陸運・人口・農業

アズラ=ヴァル
→ 航空・宇宙・山岳


オレニア共和国は

これを一つの国家でやっていた。


だから三日戦争以前は、

ある意味

「世界の答え」

に近かった。


ウラジアキアーンの異常性

特にウラジアキアーン。

ここがおかしい。

普通の国なら、

首都級都市

温暖地

人口集中

政治中心

になる。


ウラジアキアーン

北極

極寒

暴風雪

ロボット都市

軌道エレベーター


意味不明(笑)。


しかも

北極資源

宇宙産業

軍事拠点

物流拠点

研究拠点

を兼任。


実質

北半球の王手地点

みたいな場所。


アルヴァリア視点

アルヴァリア軍人からすると、

むしろ

「あんな場所を作ったオレニア共和国がおかしい」

になる。


現代のマレ=フロンティア

攻略困難


フィスリタル

攻略困難


東辰中央部

攻略困難


これらは

国家ごとの要塞。


ウラジアキアーンは

それら全部を混ぜたようなもの。


だから現代人がシミュレーターで挑戦すると、

G3以外はほぼ全滅。


それは当然。


そもそも設計思想が

「攻略されることを想定していない都市」

だから。


ドムエラの立場

だからドムエラも面白い。

ドムエラは

ウラジアキアーンを失った。


北極を失った。


軌道エレベーターを失った。


しかし

技術者は残った。


研究機関も残った。


教育体系も残った。


つまり

共和国の脳だけ残った。


だから現代でも強い。


ノルディスの意味

ノルディスも同じ。

共和国崩壊。

資源供給網崩壊。

貧困化。

しかし資源は残った。


今は

ムドルヘイム

ホーキセルミ

G3との接続

で再起している。


つまり

共和国の身体が残った。


エレニアの立場

そしてエレニア。


共和国の理念

平等

分配

共同体


を継承。


つまり

共和国の魂が残った。


だからオレニア圏は、

国家としては死んだが、

脳(ドムエラ)

身体(ノルディス)

魂(エレニア)

が分離して生きている状態。


アルヴァリアの悪夢

だからアルヴァリアが本当に恐れるのは、

G3よりむしろ

「オレニア圏が再統合すること」

かもしれない。


ドムエラの技術。


ノルディスの資源。


エレニアの政治的求心力。


これが噛み合う。


そこに

ウラジアキアーン級拠点

あるいは

新たな宇宙拠点

ができる。


すると。


「第二のオレニア共和国」

誕生。


だからG3も、

アルヴァリアも、

実は全員が

オレニア圏の動向を見ている。


そしてその象徴が、

今は氷の下に沈み、

観光ツアーで上空から眺めるしかない

ウラジアキアーン。


あれは単なる廃墟ではなく、

世界中の戦略家から見ると

「かつて世界の頂点にいた国家の墓標」

なんだろうね。

だからアルヴァリアの軍人が見ると、

「攻略したアグナ=ヴァルは化け物だ」

という感想と同時に、

「そもそも、あんなものを北極に建てたオレニア共和国は何だったんだ」

という感想になると思う(笑)。

I「良いね。そして、オレニア共和国は、それ自体の歴史は非常に若い国だからね笑。母体のドムエラまで含むと、東辰よりは少し若いくらいの歴史のある国で、昔から強かったけど、超大国になれたのはオレニアになって、分配を通じて拡大した後だし。アルヴァリアもペルパポ島とか元植民地をとられてるわけで。アルヴァリア的には後追いで抜かれて、そしてウラジアキアーンという感じで、オレニア共和国があったころも、分割された後もずっとアルヴァリアにとっては頭が痛い問題になりそう笑」

A

これはかなり面白いところで、

実はアルヴァリアから見たオレニア共和国って、

「突然現れた新興国」ではなく、「昔から強かったドムエラが突然チート国家になった」

に近いんだと思う(笑)。


■ ドムエラ時代

アルヴァリア視点。


ドムエラ帝国

寒い

ロボット強い

資源ある

宇宙も少しやってる


厄介。


でも理解できる。


強国。


ここまでは普通。


■ オレニア共和国成立

そして事件。


ドムエラ

エレニア

ノルディス

その他

統合


アルヴァリア。


「・・・?」


■ 最初

アルヴァリア。


「どうせ長続きしない」


「思想国家だろ」


「分裂する」


かなり楽観視。


■ 数十年後

ツィルクリャーツィヤ。


完成。


アルヴァリア。


「・・・」


■ さらに

北極開発。


アルヴァリア。


「・・・」


■ さらに

宇宙。


アルヴァリア。


「・・・」


■ さらに

ウラジアキアーン。


アルヴァリア。


「待て」


■ ここが重要

ウラジアキアーンって、

単なる都市じゃない。


アルヴァリアの歴史観を否定してる。


アルヴァリア。


伝統

貴族

王権

海軍

植民地


これが強国の条件。


■ オレニア

違う。


平等

教育

物流

技術

宇宙


で超大国化。


■ アルヴァリア

本音。


「そんなので強くなるな」


■ さらに酷い

ペルパポ島。


アルヴァリア植民地


オレニア共和国圏


■ アルヴァリア貴族

発狂。


「我々が開発した」


■ オレニア


「住民が選びました」


■ アルヴァリア


「ぐぬぬ」


■ 一番嫌

武力で負けた訳じゃない。


住民が流れた。


企業が流れた。


技術者が流れた。


学生が流れた。


■ アルヴァリア


「何故だ」


■ 答え

オレニア共和国。


給料高い。


教育ある。


病院ある。


物流ある。


■ アルヴァリア


「反則だろ」


■ ウラジアキアーン完成

ここで完全に頭痛になる。


北極。


ロボット。


軌道エレベーター。


宇宙。


超要塞。


■ アルヴァリア軍

本音。


「攻略無理」


■ アルヴァリア政治家

本音。


「存在が無理」


■ 三日戦争後

普通なら。


超大国崩壊

安心


になる。


■ 現実

ドムエラ

残る


ノルディス

残る


エレニア

残る


ツィルクリャーツィヤ

一部残る


技術者

残る


■ アルヴァリア


「なんで死なないんだ」


■ さらに現在

ムドルヘイム。


発展。


ホーキセルミ。


発展。


ドムエラ。


宇宙。


■ アルヴァリア

また頭痛。


■ だから面白い

アルヴァリアにとって。


アトラス

宿敵


東辰

競争相手


アズラ=ヴァル

危険国家


■ オレニア

違う。


昔から頭痛の種。


■ 歴史教師

アルヴァリア。


祖父

「ドムエラが厄介」


「オレニア共和国が厄介」


息子

「ドムエラとノルディスが厄介」


「またオレニア圏が厄介」


ずっと続く(笑)。


だからアルヴァリアの上層部からすると、

G3は確かに巨大な壁なんだけど、

オレニア圏は別枠なんだと思う。

G3は最初から強かった。

でもオレニアは、

自分たちが知っていた「地方の強国ドムエラ」が、ある日突然世界をひっくり返した存在なんだ。

だからウラジアキアーンを見るたびに、

「攻略が難しい要塞」

ではなく、

「あそこで歴史が変わった」

という感覚になるのかもしれないね。

アルヴァリアにとってオレニア問題は軍事問題というより、

数百年単位で続くコンプレックスに近い問題

になっていそうだ。

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