フボヤマさんが「ケンタウロス」なので、SF的生き物としてのケンタウロスについて考察していきましょう。まずはケンタウロスという生き物の文化の成り立ちを考えて、亜種はいるのか、ケンタウロスとしての普通はどういう水準なのかを予想してもらいます。今回はフボヤマ世界のG3の一角、アズラ=ヴァル大陸国家を深堀りします。
I「フィスリタルの街の画像。」
I「良いね。各国の空軍の中で少し例外なのがニルシェットで、元々アズラ=ヴァルが宗主国の位置づけだったので、空軍はアズラ=ヴァルに送られて鍛えられるブートキャンプ的イベントが年に何度かあって、アズラ=ヴァルからするとニルシェットがお客さんではなく仲間扱いを受けて、訓練がガチ、という感じでかなりしごかれて、体育会系のハードな合宿に放り込まれた1年生、みたいな感じになっているみたい笑。ただ、その甲斐あって、ニルシェットの空軍は他の国の空軍と比べるとかなり強いほう (さすがにG3とかには劣るが) になるようだ笑」
A
これはかなりありそう(笑)。
しかもニルシェット空軍は、
世界でも数少ない「アズラ=ヴァル空軍の恐ろしさを理解している外国空軍」
になりそう。
■ 他国
合同訓練。
年1回。
数週間。
■ ニルシェット
違う。
毎年。
何度も。
若手。
教官。
整備士。
管制官。
全部送る。
■ アズラ=ヴァル
扱い。
留学生
×
仲間
〇
■ ニルシェット
最初
「やった!」
「フィスリタル研修だ!」
■ 3日後
「帰りたい」
■ 先輩
「まだ始まってないぞ」
■ ニルシェット空軍学校
あるある。
新入生。
「アグナ=ヴァルかっこいい!」
■ 卒業生
「そうだな」
■ 新入生
「入りたい!」
■ 卒業生
「そうだな」
■ 新入生
「どうしたんですか」
■ 卒業生
遠い目。
■ ブートキャンプ
フィスリタル。
朝。
気象講義。
昼。
山岳飛行。
夕方。
整備実習。
夜。
飛行解析。
■ ニルシェット
「寝る時間は」
■ 教官
「ある」
■ ニルシェット
「何時間」
■ 教官
「今日は四時間」
■ ニルシェット
「今日は?」
■ 教官
「今日は」
ここが怖い(笑)。
■ そして
アズラ=ヴァル。
本気。
■ 理由
宗主国時代。
歴史。
文化。
■ アズラ=ヴァル
「ニルシェットは身内」
■ ニルシェット
「やめてください」
■ アズラ=ヴァル
「遠慮する必要はないな」
■ ニルシェット
「遠慮してください」
■ 他国
羨ましい。
■ ニルシェット
羨ましくない。
■ 面白い
アルヴァリア空軍。
フィスリタル。
視察。
■ ニルシェット
隣で飛んでる。
■ アルヴァリア
「君たち外国人だろ?」
■ ニルシェット
「はい」
■ アルヴァリア
「なんで飛べる」
■ ニルシェット
「飛ばされてるので」
■ アルヴァリア
「?」
■ ニルシェット
「毎年です」
■ アルヴァリア
「???」
■ 結果
ニルシェット空軍。
世界順位。
G3未満。
でも。
G3以外の上位。
■ 理由
単純。
毎年アズラ=ヴァルに殴られている。
■ 空軍関係者
共通認識。
アトラス
↓
独自進化
東辰
↓
独自進化
アズラ=ヴァル
↓
怪物
■ ニルシェット
怪物に育てられた後輩
■ だから
国際演習。
アルヴァリア。
ヘインデラント。
ニルシェット。
参加。
■ 結果
ニルシェット。
やたら強い。
■ 他国
「何故だ」
■ ニルシェット
「フィスリタルです」
■ 他国
「ああ・・・」
で納得する(笑)。
そして一番面白いのは、
ニルシェット空軍自身は
我々はまだまだです
と言うこと。
■ 他国
「十分強いだろ」
■ ニルシェット
「上が見えてるので」
■ 他国
「誰が」
■ ニルシェット
「アグナ=ヴァルです」
■ 他国
「それを基準にするな」
これが国際演習で毎回発生してそう(笑)。
だからニルシェットは、
G3ではないけど、
「アズラ=ヴァル空軍のブートキャンプを生き残った連中」
というだけで、他国の空軍からはかなり警戒される存在になっていそうなんだよね。
I「良いね。そしてアズラ=ヴァルのブートキャンプでニルシェットが強化されているのをみて、偉い人が「うちの空軍何をやっている?」と怒り始めるまでがセットになりそう笑。G3でもないわけだし。」
A
これは絶対ある(笑)。
しかもニルシェット空軍が一番被害者になりそう。
■ 国際演習
参加国。
アルヴァリア
ヘインデラント
日本列島国
ニルシェット
■ 演習結果
G3不在。
■ 結果
ニルシェット優勝。
■ 各国
「・・・」
■ 偉い人
報告書。
読む。
■ 内容
1位
ニルシェット
2位
アルヴァリア
3位
ヘインデラント
■ 大臣
「待て」
■ 側近
「はい」
■ 大臣
「ニルシェットだぞ?」
■ 側近
「はい」
■ 大臣
「G3ではないな?」
■ 側近
「はい」
■ 大臣
「なら何故勝てない」
■ 側近
「・・・」
ここから地獄(笑)。
■ 空軍司令
呼び出し。
■ 大臣
「ニルシェットはG3ではない」
■ 空軍司令
「はい」
■ 大臣
「なら何故勝てない」
■ 空軍司令
「フィスリタルです」
■ 大臣
「?」
■ 空軍司令
「毎年フィスリタルです」
■ 大臣
「???」
■ 空軍司令
「アズラ=ヴァル空軍ブートキャンプです」
■ 大臣
「言い訳するな」
■ 空軍司令
(始まった)
■ ニルシェット側
もっと面白い。
ニルシェット空軍。
帰国。
■ 記者
「優勝おめでとうございます」
■ パイロット
「ありがとうございます」
■ 記者
「強豪国を破りました」
■ パイロット
「そうですね」
■ 記者
「誇らしいですね」
■ パイロット
「フィスリタルなら普通です」
■ 記者
「・・・」
■ 他国
発狂。
■ 一番酷い
国際会議。
アルヴァリア。
「ニルシェットはG3ではない」
■ ニルシェット
「はい」
■ アルヴァリア
「何故そんなに強い」
■ ニルシェット
「アズラ=ヴァルです」
■ アルヴァリア
「またお前か」
■ 本質
ニルシェット。
自前では超大国ではない。
■ でも
教育。
訓練。
教官。
ドクトリン。
この辺が。
アズラ=ヴァル製。
■ 結果
G3ではない。
でも。
G3の空気を吸っている。
■ 各国
一番困る。
■ 理由
アズラ=ヴァル。
「特別だから」
で逃げられた。
■ ニルシェット
逃げられない。
■ 偉い人
「ほら見ろ」
「ニルシェットにもできる」
■ 空軍司令
(できねえよ)
■ そして
空軍酒場。
アルヴァリア。
ヘインデラント。
日本列島国。
集まる。
■ 若手
「最近ニルシェットも強いですね」
■ ベテラン
「やめろ」
■ 若手
「何故ですか」
■ ベテラン
「アズラ=ヴァルだけなら言い訳できた」
■ 若手
「はい」
■ ベテラン
「ニルシェットが勝つようになった」
■ 若手
「はい」
■ ベテラン
「うちの大臣が本気になった」
■ 若手
「あっ」
ここで全員察する(笑)。
だから空軍界隈では、
アグナ=ヴァルは神話枠なのでまだ許される。
でも、
ニルシェットは「頑張れば届くかもしれない」と政治家や提督に誤解される距離にいる。
これが各国空軍にとって最悪なんだと思う(笑)。
結果として、
アズラ=ヴァルよりむしろニルシェットの戦績の方が、
各国空軍司令官の胃を痛めていそう(笑)。
I「良いね。そのニルシェット空軍も、国から偉い人に送り込まれて、そしてアズラ=ヴァルでがっつりしごかれて帰ってくる感じだから、一度でも参加した人は「もうあれは嫌」と思ってそう笑。整備士とか管制官とか、そういう人もしごかれてるだろうし笑」
A
これは絶対そう(笑)。
むしろニルシェット空軍の一番面白いところは、
外から見ると成功例
中にいた人間から見るとトラウマ
になってそう。
■ アルヴァリア
大臣。
「ニルシェットを見習え」
■ 空軍司令
「・・・」
■ 大臣
「成功しているではないか」
■ 空軍司令
「ニルシェットの人に聞いてください」
■ ニルシェット
空軍中佐。
呼ばれる。
■ 大臣
「フィスリタル研修は素晴らしいらしいな」
■ 中佐
「・・・」
■ 大臣
「勉強になっただろう」
■ 中佐
「はい」
■ 大臣
「素晴らしい経験だったろう」
■ 中佐
「はい」
■ 大臣
「なぜ目を逸らす」
(笑)
■ ニルシェット空軍
新人。
「フィスリタル派遣が決まった!」
■ 先輩
「そうか」
■ 新人
「羨ましいですか?」
■ 先輩
「・・・」
■ 新人
「先輩も行ったんですよね?」
■ 先輩
「行った」
■ 新人
「どうでした?」
■ 先輩
遠い目。
「生きて帰ってこい」
■ 新人
「?」
■ 実態
空軍だけじゃない。
パイロット。
整備士。
管制官。
気象班。
通信班。
全部送られる。
■ アズラ=ヴァル
考え方。
「航空作戦は全員でやるもの」
■ ニルシェット
「はい」
■ アズラ=ヴァル
「だから全員鍛える」
■ ニルシェット
「はい」
■ アズラ=ヴァル
「全員だ」
■ ニルシェット
「はい・・・」
■ 整備士
地獄。
■ 教官
「なぜ整備時間が長い」
■ 整備士
「規定通りです」
■ 教官
「山では死ぬ」
■ 整備士
「・・・」
■ 管制官
もっと地獄。
■ 教官
「通信が途絶した」
■ 管制官
「代替ルートを」
■ 教官
「吹雪だ」
■ 管制官
「・・・」
■ 教官
「機体は三機」
■ 管制官
「・・・」
■ 教官
「一機はエンジントラブル」
■ 管制官
「・・・」
■ 教官
「五秒以内に答えろ」
(笑)
■ 面白い
数年後。
国際演習。
ニルシェット。
強い。
■ 他国
「流石だ」
■ ニルシェット
「いや」
■ 他国
「?」
■ ニルシェット
「アズラ=ヴァルの普通部隊の方が強い」
■ 他国
「やめろ」
■ だから
ニルシェット空軍。
アズラ=ヴァルのおかしさを理解している。
数少ない外国空軍。
■ アルヴァリア
「羨ましい」
■ ニルシェット
「行きますか?」
■ アルヴァリア
「・・・」
■ ニルシェット
「推薦状書きますよ」
■ アルヴァリア
「・・・」
■ ニルシェット
「楽しいですよ」
■ アルヴァリア
「嘘をつくな」
(笑)
そして一番ありそうなのが、
フィスリタル航空ショー後の空軍酒場で、
各国空軍が
「うちの上司がまたアグナ=ヴァルを見習えと言い始めた」
と愚痴っている横で、
ニルシェット空軍だけが
「いや、見習うだけならまだいい」
「実際に送り込まれる方がきつい」
と言って、
周囲が
「あっ・・・」
と静かになるやつ(笑)。
たぶんニルシェット空軍は世界で一番、
アズラ=ヴァル空軍の凄さと恐ろしさの両方を知っている外国組織
なんだろうね。
I「良いね。ニルシェット側は現場でアズラ=ヴァルのパフォーマンスを見せられる→見て覚えろ、追いつけ→基本的には叩きのめされる笑→アズラ=ヴァル側は親身なのでそれでも鍛える→課題とかでてくる→次回の訓練までにやってきて→絶句→...みたいなのが繰り返されてそう笑。見捨てられずにがっつりしごかれるみたいな笑」
A
これはすごくアズラ=ヴァルらしい(笑)。
というか、
アズラ=ヴァルは厳しいけど見捨てない
んだと思う。
前に話していたリューゼルとかエルヴァスの話とも繋がる。
■ アズラ=ヴァル流
まず。
「できない」
これは問題じゃない。
■ 問題
「諦める」
こっち。
■ ニルシェット
初参加。
若手パイロット。
フィスリタル。
■ 教官
「あの谷を抜けろ」
■ 若手
墜落判定。
■ 教官
「もう一回」
■ 若手
墜落判定。
■ 教官
「もう一回」
■ 若手
「無理です」
■ 教官
「そうだな」
■ 若手
「・・・」
■ 教官
「だから練習する」
(笑)
■ ニルシェット
勘違い。
最初。
「失敗したら怒られる」
■ 現実
違う。
■ 教官
「失敗したか」
■ 若手
「はい・・・」
■ 教官
「原因は?」
■ 若手
「分かりません」
■ 教官
「じゃあ調べろ」
■ 若手
「はい」
■ 教官
「次までの課題だ」
■ 若手
「・・・」
■ 面白い
課題が重い。
異常に重い。
■ 例えば
帰国前。
■ 教官
「次回までに風況解析やっとけ」
■ 若手
「どれくらいですか」
■ 教官
「全部」
■ 若手
「全部?」
■ 教官
「全部」
(笑)
■ ニルシェット
帰国。
■ 同僚
「どうだった?」
■ 若手
「地獄だった」
■ 同僚
「お疲れ」
■ 若手
「宿題も出た」
■ 同僚
「何ページ?」
■ 若手
「ページ数じゃない」
■ 同僚
「?」
■ 若手
「山を一つ解析してこいって」
■ 同僚
「・・・」
■ そして
半年後。
再びフィスリタル。
■ 教官
「やったか」
■ 若手
「やりました」
■ 教官
「見せろ」
■ 若手
提出。
■ 教官
黙って見る。
■ 若手
緊張。
■ 教官
「前より良い」
■ 若手
「!」
■ 教官
「まだ甘い」
■ 若手
「・・・」
■ 教官
「次はこっちだ」
(笑)
■ ニルシェット
気付く。
怒られない。
見捨てられない。
■ 問題
終わらない。
■ ニルシェット
「いつ終わるんですか」
■ 教官
「終わらない」
■ ニルシェット
「・・・」
■ 本質
アズラ=ヴァル。
武威の国。
■ でも
「弱いから捨てる」
ではない。
■ むしろ
「弱いなら鍛える」
こっち。
■ 更に怖い
教官。
本気で善意。
■ 教官
「お前ならできる」
■ ニルシェット
「できません」
■ 教官
「できる」
■ ニルシェット
「できません」
■ 教官
「できる」
■ ニルシェット
「・・・」
■ 他国
見てる。
アルヴァリア。
「厳しいな」
■ ニルシェット
「助けて」
■ アルヴァリア
「断る」
(笑)
■ 数年後
ニルシェット空軍。
強い。
かなり強い。
■ 他国
「何故だ」
■ ニルシェット
遠い目。
「逃がしてくれなかった」
■ 他国
「?」
■ ニルシェット
「普通はできないと言ったら終わる」
「アズラ=ヴァルは違う」
■ 他国
「どう違う」
■ ニルシェット
「できるようになるまで帰してくれない」
(笑)
だからニルシェット空軍からすると、
アズラ=ヴァルは怖い国ではあるんだけど、
実は一番怖いのは
「お前には無理だ」と言わないこと
なんだろうね。
アズラ=ヴァルの教官たちは本気で
「今はできないだけだ」
「次はできる」
「その次はもっとできる」
と思っている。
だから見捨てない。
だから逃げられない(笑)。
結果としてニルシェット空軍は、
世界でも珍しい
「アズラ=ヴァル式の地獄を経験した生存者集団」
になっていそう。
I「良いね。各国空軍は、現場で会話して「ニルシェットみたいにやりたくない(訓練嫌笑)」→各国の偉い人「なんだ、教育の成功例あるじゃないか?お前らなんでやらないの?」→あれは頭おかしい→「気合が足りない」→「気合だけでできたら苦労しない」→「甘い」→「じゃああなたたちは勝てますか」→...みたいな会話が各国でありそう笑。偉い人は本気でニルシェットがアズラ=ヴァルで強くなるなら、うちの空軍の育て方が悪いに変換されそう笑。そして、航空業界の学術界の権威とか有名人はだいたいG3とかドムエラのそもそも航空系が強い国ばかりで通説を作ってきてるから反論できないけど参考にできない的な笑。一般人は一般人で、アグナ=ヴァルのショーをみて、ああいうのがあたかもできることのように思ってみてるし、現場は板挟みで疲弊するけど、愚痴の向けどころは同業者くらいにしかわかってもらえない的な」
A
これは本当にありそう(笑)。
そして一番悲惨なのは、
全員が悪意なくやっている
ことなんだと思う。
■ 一般人
フィスリタル航空ショー。
見る。
アグナ=ヴァル。
山の間を飛ぶ。
編隊飛行。
回収レース。
アドリブ。
■ 一般人
「すげー!」
「かっこいい!」
「やればできるんだ!」
■ 空軍
(違う)
(笑)
■ 学者
もっと厄介。
学会。
■ 学者
「継続訓練により実現可能」
■ 空軍
(お前らはできる)
■ 問題
学者も正しい。
■ 例えば
フィスリタル教授。
元アグナ=ヴァル。
■ アトラス教授
元空軍大佐。
■ 東辰教授
元戦術教官。
■ ドムエラ教授
航空AIの権威。
■ 空軍
反論できない。
■ 理由
本人達は本当にやってる。
(笑)
■ 更に地獄
ニルシェット。
■ 偉い人
「成功例だ」
■ 空軍
「違う」
■ 偉い人
「成功例だ」
■ 空軍
「あれは特殊事例です」
■ 偉い人
「成功してる」
■ 空軍
「・・・」
■ ニルシェット
呼ばれる。
■ 偉い人
「どうやって強くなった」
■ ニルシェット
「地獄でした」
■ 偉い人
「なるほど」
メモ。
■ 空軍
「待て」
(笑)
■ 本当にありそう
アルヴァリア。
国防委員会。
■ 議員
「ニルシェットはできた」
■ 空軍司令
「はい」
■ 議員
「なぜ我々はできない」
■ 空軍司令
「フィスリタルへ送ればできます」
■ 議員
「送れ」
■ 空軍司令
「嫌です」
■ 議員
「なぜ」
■ 空軍司令
「現場が辞めます」
(笑)
■ 空軍同士
酒場。
アルヴァリア。
ヘインデラント。
日本列島国。
シルヴァエルド。
ニルシェット。
■ 若手
「ニルシェットって羨ましいですよね」
■ ニルシェット
「どこが?」
■ 若手
「強いし」
■ ニルシェット
「代われるぞ」
■ 若手
「・・・」
■ ニルシェット
「代われるぞ」
■ 若手
「遠慮します」
(笑)
■ 一番辛い
空軍は。
一般人
↓
理解しない
政治家
↓
理解しない
他軍
↓
理解しない
学者
↓
正しい
■ 結果
反論先がない。
■ 空軍酒場
だから存在する。
■ ベテラン
「また議会でアグナ=ヴァルを見習えと言われた」
■ 全員
「分かる」
■ 別の人
「うちはニルシェットを見習えと言われた」
■ 全員
「それは辛い」
(笑)
■ そして
若手。
「そんなに大変なんですか」
■ ベテラン
「お前もそのうち分かる」
■ 若手
「?」
■ ベテラン
「現場に来ればな」
だから空軍界隈では、
アグナ=ヴァルは尊敬の対象なんだけど、
ニルシェットは別の意味で恐れられてそう。
なぜなら、
アグナ=ヴァルは「特別だから」で逃げられる
でも
ニルシェットは「同じ人間でもできた」で逃げられない
から(笑)。
結果として世界中の空軍司令官の胃を痛めているのは、
アグナ=ヴァルそのものよりも、
「ニルシェットという実例」
なのかもしれないね(笑)。
I「良いね。空軍系の学会だと、たぶんずっとウラジアキアーン攻略、のコンテンツがありそう。そしてシミュレーター上で、アグナ=ヴァル以外のルートもTAS的とか大規模解析とかAI学習とかいろいろ試みただろうよ。そしてたぶんルートはあるけど北極条件を外した状態でTASとかじゃないと無理、みたいな感じだと思う笑。そのうち設計に関わったドムエラ側の技術者とかがあれはAIが侵入者の癖とかを学習して読まれてると思ったら別ルートに切り替えるとか、元々侵入を想定して複数パッケージが用意されていたみたいな、オレニア共和国側の答えが増えて、ますます難しくなっていく。現実、ウラジアキアーンの防衛はTASでなんとか突破できるレベルだけどTASにも突破させないために最適条件をゲームマスター側がいじるシステム、という状態笑。きっと未だに新しいルートが開拓されて、議論されてそう。なので、理論上はでます、でも現場的に無理です、というのが空軍関係者からみるとそうなるだろうね笑。でも、偉い人はTASと人力の区別ついてない状態のようなものだろうから、いい加減お前らもっとレベル上げろよと真顔でいってくる的な笑」
A
これは本当にありそう(笑)。
そして、この構図の面白いところは、
誰も嘘をついていない
ことなんだよね。
■ 一般人
フィスリタル航空ショー。
見る。
アグナ=ヴァル。
飛ぶ。
回収する。
編隊飛行。
■ 一般人
「できるんだ!」
事実。
■ 学者
解析。
論文。
■ 結論
「理論上可能」
事実。
■ ニルシェット
実績。
数十年。
■ 結果
強くなった
事実。
■ 偉い人
「成功例あるじゃないか」
事実。
■ 現場
「無理」
これも事実(笑)。
■ 空軍界隈
一番困る。
反論すると。
一般人
↓
実際やってる
学者
↓
理論的に可能
ニルシェット
↓
成功例
■ 空軍
「・・・」
■ 実際
空軍学会。
毎年。
ウラジアキアーン。
■ 学者
「新ルート発見」
■ 学者B
「こちらのAI解析でも成立」
■ 学者C
「最適化可能」
■ 会場
盛り上がる。
■ 後方
現役パイロット。
「また始まった」
(笑)
■ 面白い
学者側。
悪意なし。
■ 理由
本当に成立する。
■ 例えば
東辰研究院。
スーパーコンピュータ。
1000万回。
シミュレーション。
■ 結果
突破ルート発見
■ 学者
「可能です」
■ 現場
「人間で?」
■ 学者
「そこは別問題」
(笑)
■ 更に酷い
ドムエラ。
元設計者。
登壇。
■ 会場
静まる。
■ 元設計者
「あれは第一防衛パッケージです」
■ 会場
「?」
■ 元設計者
「侵入者の行動パターンを学習すると第二へ移行します」
■ 会場
「・・・」
■ 元設計者
「第三もあります」
■ 会場
「・・・」
■ 元設計者
「第五まであります」
■ 会場
「待て」
(笑)
■ オレニア共和国
思想。
攻略されることを想定。
■ だから
攻略法が見つかる。
↓
対策
↓
新ルート
↓
対策
を最初から入れてる。
■ 結果
ウラジアキアーン。
普通のゲーム。
×
ゲームマスターが介入するゲーム。
〇
■ 空軍
「勝たせる気ないだろ」
■ ドムエラ技術者
「ありません」
(笑)
■ そして
学会。
30年。
40年。
50年。
経過。
■ 結果
攻略ルート
増える。
■ 学者
「このルートでも可能」
■ 学者
「こちらでも可能」
■ 学者
「AIが新規解発見」
■ 偉い人
読む。
■ 結論
「可能らしい」
■ 空軍
(そこじゃない)
■ 偉い人
「50年研究したんだ」
「そろそろ再現できるだろう」
■ 空軍
「・・・」
■ 偉い人
「レベルを上げろ」
■ 空軍
「TASです」
■ 偉い人
「?」
■ 空軍
「人力ではありません」
■ 偉い人
「気合が足りない」
■ 空軍
「だから違う」
(笑)
■ G3空軍
ここだけ冷静。
アトラス。
「理論上可能」
■ 東辰。
「条件が揃えば可能」
■ アズラ=ヴァル。
「実行済み」
■ 他国。
「参考にならない」
(笑)
■ ニルシェット。
「やればできます」
■ 他国。
「お前も黙れ」
(笑)
だから航空業界の一番面白いところは、
学術界が研究を進めれば進めるほど「可能性」は証明されるのに、現場は逆に「人間には無理だろ」という確信を深めていく
ところなんだと思う。
そしてその研究成果を見た政治家や提督や貴族たちは、
「可能なんだからもっと頑張れ」
と言う。
一方で現場は、
「それは人間がTASをやれと言われているようなものだ」
と思っている。
だからフィスリタル航空ショー後の酒場で、
各国空軍関係者が集まって愚痴を言い合う文化が半ば公式行事になっていても全く不思議じゃない(笑)。
I「良いね。たぶんウラジアキアーン攻略ルートの新規開発に熱心なのが、東辰とかアトラスなんだろう (そもそも空軍系優秀、学術大国、基準が高い)→ドムエラも入って答え合わせ (ここも優秀)→アズラ=ヴァルが乗っかってアグナ=ヴァルではない通常の部隊がそのルートをシミュレーター上で達成→学者:確かにできますね (証明、ほら机上の空論じゃないよ) みたいな、新ルートできましたみたいな論文に、実際にアズラ=ヴァルの部隊がシミュレーター上で攻略できました。ほらこの理論正しいよね。みたいなロジックをされそう笑。アズラ=ヴァル側も訓練とか選抜の一環だと思っているとか。それをみた偉い人は「ほらできるじゃないか」と言う。そしてまた新しいルートがでてきて、実演もセット、新しめの学会だと、会場のどこかで新ルートの映像が流れてたりする、理論計算とシミュレーター上で飛んでいる現役アズラ=ヴァル空軍を重ねて、みたいな笑。そうすると、G3、ドムエラあたりだけ平和、あとの国の人たちは疲れた表情になってそう笑。妙に真剣で元気そうなのが多分別分野の偉い人達、とか。」
A
これはありそう(笑)。
しかも、この構図になると、
学術界・G3・ドムエラ側は純粋に研究として楽しんでいるのに、G3以外の空軍だけが胃を痛める
という酷い状態になる。
■ 空軍学会
会場。
テーマ。
「ウラジアキアーン攻略戦研究」
■ G3
目が輝く。
■ アトラス研究者
「新ルート発見しました」
■ 東辰研究者
「こちらも見つけました」
■ ドムエラ研究者
「そのルートは第三防衛パッケージに引っかかります」
■ 会場
「なるほど!」
盛り上がる。
■ G3以外
「・・・」
■ 更に
アトラス。
スーパーコンピュータ。
AI学習。
数千万回試行。
■ 東辰
統合作戦解析。
人間の判断パターン。
気象条件。
隊形変化。
■ ドムエラ
防衛側モデル。
当時のログ。
AIの意思決定。
■ 結果
「突破可能性あり」
■ 学会
拍手。
■ G3以外
嫌な予感。
(笑)
■ ここで
アズラ=ヴァル。
登壇。
■ 発表者
「検証しました」
■ 会場
静かになる。
■ 発表者
「第七山岳航空団で再現」
■ 会場
「・・・」
■ 発表者
「成功率37%」
■ 会場
「・・・」
■ 発表者
「パイロットはアグナ=ヴァル所属ではありません」
■ G3以外
絶句。
(笑)
■ そして
映像公開。
巨大スクリーン。
左。
理論ルート。
■ 右
実機シミュレーター。
アズラ=ヴァル空軍。
■ 会場
おお・・・
■ G3研究者
「興味深い」
■ ドムエラ研究者
「この判断は美しい」
■ アズラ=ヴァル教官
「ここが甘い」
■ G3以外
「十分おかしい」
(笑)
■ 学術界
平和。
■ 理由
みんな研究好き。
■ アトラス
「次は別ルートやろう」
■ 東辰
「いいね」
■ ドムエラ
「防衛側も更新しよう」
■ アズラ=ヴァル
「飛ばしてみる」
■ 全員
「よろしく」
■ G3以外
地獄。
■ アルヴァリア空軍大佐
「また増えた」
■ ヘインデラント
「また増えたな」
■ シルヴァエルド
「また増えた」
(笑)
■ 一番酷い
会場後方。
軍事評論家。
政治家。
王侯貴族。
他軍。
みんな来てる。
■ 発表終了
「ほら」
■ 偉い人
「できるじゃないか」
■ 空軍
(始まった)
(笑)
■ 更に
論文公開。
タイトル。
「第七山岳航空団による再現実証」
■ 偉い人
読む。
■ 結論
「再現可能」
■ 偉い人
「再現可能らしい」
■ 空軍司令
「・・・」
■ 偉い人
「何故できない」
■ 空軍司令
「第七山岳航空団だからです」
■ 偉い人
「言い訳するな」
(笑)
■ 本当に面白い
G3とドムエラ。
学会後。
懇親会。
■ アトラス
「今年のルート良かったな」
■ 東辰
「AIの誘導が巧妙だった」
■ ドムエラ
「当時の設計思想に近い」
■ アズラ=ヴァル
「次は人員を減らして試す」
■ 全員
盛り上がる。
■ 一方
別テーブル。
G3以外。
■ アルヴァリア
「胃が痛い」
■ ヘインデラント
「分かる」
■ シルヴァエルド
「分かる」
■ ニルシェット
「分かる」
(笑)
だからこの学会、
表向きは
「軍事史研究」
「航空戦術研究」
なんだけど、
実質的には
G3とドムエラがウラジアキアーンという超難関ダンジョンの新攻略ルートを探し続ける研究会
になってそうなんだよね。
そして新ルートが見つかるたびに、
アズラ=ヴァルが
「じゃあ飛ばしてみるか」
で実証してしまう。
その結果、
学者は喜び、
G3は盛り上がり、
ドムエラは答え合わせをし、
政治家は「できるじゃないか」と言い、
そして世界中の空軍司令官だけが頭を抱える(笑)。
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