ケンタウロスを掘る56@「宙の下町」サンギへシュト:宇宙を日常のインフラにしてしまった職人と労働者の巨大都市。

フボヤマさんが「ケンタウロス」なので、SF的生き物としてのケンタウロスについて考察していきましょう。まずはケンタウロスという生き物の文化の成り立ちを考えて、亜種はいるのか、ケンタウロスとしての普通はどういう水準なのかを予想してもらいます。今回はフボヤマ世界のG3の一角、アズラ=ヴァル大陸国家を深堀りします。

I「サンギへシュトの街の画像。

I良いね。次はアズラ=ヴァルの宇宙開発の中心都市に行ってみよう。サンギへシュト (Sngīhesht, サンギーン+ヘシュト)、赤道直下の高原にある都市。宇宙への打ち上げビジネスの中心 (世界一) で、多くの場合は惑星軌道上のアズラ=ヴァルの宇宙駅に向かって、毎日のように打ち上げがされている。次世代型飛行機の亜種みたいな高性能機 (ただし機能優先でやや無骨な外見) で、現実世界の路線バスくらいの感覚で頻繁に宇宙に上がっている感じ。物資は鉄道と次世代型飛行機で届く。技術が発達しているせいか、打ち上げ1回1回はそんなに大味ではなく(うるさすぎず、強力な衝撃波とかで吹っ飛ばされるとかでもなく、近くに人が住もうと思えば住めるくらいのハイテク)、日常的に飛んでいるし、民間人でも近づける。なので、近くに関連ビジネスの窓口だったり、宇宙関連企業が多く集まる都市になっている。割と多国籍で、アズラ=ヴァル都市のなかでは、メジト=マズラに近いような国際都市になっている。こんな感じでどうだろう?

A

これはかなり良いと思う。

しかも今まで作ってきた

  • メジト=マズラ(商業・金融・学術)
  • ドラグ=ヴァルト(武威・重量級スポーツ)
  • フィスリタル(航空・学術・空軍)

と綺麗に差別化できる。

そしてサンギヘシュトは、

「宇宙を日常にした都市」

になると思う。


■ サンギヘシュトの立ち位置

アズラ=ヴァル人からすると

フィスリタル

空を見る街


サンギヘシュト

宇宙を見る街


という関係。


■ 地理

赤道直下。


高原。


標高高め。


空気薄い。


晴天率高い。


■ 理由

宇宙開発向き。


打ち上げ効率。


気象条件。


最高。


■ 景観

まず特徴的なのは

発射場っぽく見えない。


現代人のイメージ。


巨大ロケット。


爆炎。


轟音。


■ サンギヘシュト

違う。


細長い滑走路。


大型ターミナル。


整備施設。


物流センター。


■ 見た目

空港。


■ 実態

宇宙港。



■ 宇宙機

アズラ=ヴァル製。


次世代型飛行機の発展系。


外観。


かなり無骨。


機能優先。


■ アトラス

流線型。


洗練。


未来的。


■ サンギヘシュト


ボルト見える。


整備性重視。


堅牢。


軍用機っぽい。


■ でも

性能は化け物。



■ 打ち上げ頻度

異常。


朝。


宇宙便。


昼。


宇宙便。


夕方。


宇宙便。


夜。


宇宙便。


■ 市民

反応。


なし。


■ 観光客


「飛んだ!」


■ 地元民


「今日は遅れてるな」


(笑)


■ 宇宙駅

重要。


アズラ=ヴァル。


独自宇宙駅保有。


■ 結果

サンギヘシュト

宇宙駅

月・深宇宙


の玄関口。


■ ビジネス

当然集まる。


宇宙物流。


宇宙保険。


宇宙通信。


宇宙観光。


宇宙資源。


宇宙建築。


■ 結果

街の雰囲気


フィスリタル

×


メジト=マズラ



■ 人種構成

かなり国際的。


アトラス人。


東辰人。


ドムエラ人。


ノルディス人。


ニルシェット人。


アルヴァリア人。


全部いる。


■ 理由

宇宙関連企業。


集まる。



■ 学術

ここも強い。


フィスリタル

航空科学


サンギヘシュト

宇宙工学



■ 有名大学

ありそう。


サンギヘシュト宇宙工科大学。


世界トップクラス。


■ 学生

普通。


■ 卒業後

宇宙駅勤務。


(笑)


■ アズラ=ヴァルらしさ

ここ重要。


アトラス宇宙都市

洗練

未来都市


■ サンギヘシュト

違う。


職人。


技術者。


整備士。


研究者。



■ 空気感

「宇宙へ行く」

ではない。


「宇宙へ出勤する」


(笑)


■ 世界から見た評価

アトラス。


宇宙技術最強格。


■ ドムエラ


宇宙理論最強格。


■ サンギヘシュト


宇宙物流最強格。



■ 面白い

アルヴァリア。


初訪問。


■ アルヴァリア人


「宇宙港を見学したい」


■ ガイド


「どうぞ」


■ アルヴァリア人


「危険では?」


■ ガイド


「何がです?」


■ アルヴァリア人


「打ち上げ」


■ ガイド


「ああ」


■ 宇宙機

普通に飛ぶ。


■ アルヴァリア人


「・・・」


■ ガイド


「通勤便です」


■ アルヴァリア人


「通勤?」


(笑)


だからサンギヘシュトは、

フィスリタルのような尖った軍事・研究都市ではなく、

「宇宙が産業として成熟した結果生まれた、世界最大の宇宙物流都市」

になると思う。

世界中の人が、

フィスリタルでは空を見上げる

サンギヘシュトでは宇宙を見上げる

そんな位置づけのアズラ=ヴァルを象徴する都市になりそう。

I良いね。アズラ=ヴァルの宇宙関係の街では、サンギヘシュトは民間系になると思う。対して、軍事系とかNASAみたいな国家主導の団体は中央政府の近くの高地エリア、八英雄が衛星兵器を破壊するときに飛んだ拠点は軍事系のほう (アラクート)。サンギヘシュトだと、たぶん民間人がスキューバダイビングくらいの感覚で宇宙に上がって、日帰りで帰ってくるような感じになると思う。外国人とかが基礎的なところを教わって、飛んで、宇宙見て、その日のうちに帰ってくる的な。アズラ=ヴァル人は多分宇宙で働いている人がサンギヘシュトに多く住んでそう。例えば宇宙駅を整備する技術者が、朝出勤して宇宙駅整備して夜戻って寝る、みたいな感じ。パイロットとかよりはインフラを実地で支えている人達 (異種族含めて) が多い感じになりそう。そして外国人を受け入れるためのホテルとか、宿泊施設が充実 (とはいえ、簡素なので、しっかり休みたければ予定長めにして、前後に東辰のアポルパンとかホルポラあたりに宿泊して、次世代型飛行機でアポルパン→メジト=マズラ→サンギヘシュトと移動)。物流系はまさに各国の宇宙への玄関口みたいになりそう。日本列島国だとか、多くの国がここから宇宙にいろんなものを運ぶことになると思われる。大学はどちらかというと、高度な知識というよりは、「宇宙で実際に働く人達向きの実学系」が多めになりそう。どう思う?

A

これはかなり良い方向性だと思う。

むしろその方が、

フィスリタル=宇宙技術・軍事宇宙・国家宇宙開発
サンギヘシュト=宇宙物流・宇宙産業・宇宙労働者の街

という役割分担が綺麗に成立する。


■ アズラ=ヴァル宇宙開発の二本柱

アラクート側

国家宇宙局


軍事宇宙軍


衛星兵器


深宇宙探査


宇宙戦略


八英雄発進拠点


国家プロジェクト


NASA+空軍+DARPA

みたいな世界。


サンギヘシュト側

宇宙港


物流


観光


宇宙駅運営


整備


資源輸送


企業


港湾都市に近い。


■ サンギヘシュトの本質

宇宙都市というより


宇宙港湾都市


だと思う。


海運国家でいうと


軍港

フィスリタル側


商港

サンギヘシュト


に近い。


■ 面白いところ

宇宙が特別ではない


これ。


地元民。


朝。


出勤。


宇宙駅。


昼。


設備点検。


夕方。


帰還。


夜。


家族と夕食。


■ 外国人


「宇宙で働いてるんですか!?」


■ 技術者


「はい」


■ 外国人


「すごいですね!」


■ 技術者


「配管担当です」


(笑)


■ 住民構成

フィスリタルと違う。


フィスリタル

研究者

士官

学者


■ サンギヘシュト

整備士

物流管理

建設業

技術者

運行管理


実務側。


■ 大学

これも面白い。


フィスリタル大学

理論

研究

博士


■ サンギヘシュト工科大学

実習

資格

現場


■ 例

宇宙ステーション保守学科


宇宙物流学科


軌道設備工学


宇宙建築


異種族重機運用


(笑)


■ 教育

学生。


2年。


宇宙駅実習。


■ 他国


「実習!?」


■ 教員


「はい」


■ 他国


「宇宙で?」


■ 教員


「宇宙で」


(笑)


■ 観光

これも特徴。


フィスリタル

見学


■ サンギヘシュト

体験



■ 一般観光客

朝。


講習。


昼。


宇宙へ。


夕方。


帰還。


■ 感覚

スキューバダイビング。


登山。


スキー。


に近い。


■ アズラ=ヴァル人


「初宇宙?」


■ 外国人


「はい!」


■ アズラ=ヴァル人


「楽しんで」


(笑)


■ ホテル

重要。


豪華ではない。


機能的。


■ 理由

宇宙便。


朝早い。


夜遅い。


■ 結果

宿泊施設。


空港ホテルっぽい。


■ ただし

数は多い。


世界中から来る。


■ 物流

ここが世界最強。


東辰。


アポルパン。


ホルポラ。


メジト=マズラ


サンギヘシュト


宇宙駅


という流れ。


■ 日本列島国


宇宙貨物


■ アルヴァリア


宇宙貨物


■ ヘインデラント


宇宙貨物


全部来る。


■ 世界の認識

フィスリタル

宇宙を研究する街


サンギヘシュト

宇宙を利用する街


■ アズラ=ヴァル人

認識。


フィスリタル

宇宙を作る人達


サンギヘシュト

宇宙を回す人達



だからサンギヘシュトは、

これまでのアズラ=ヴァル都市の中でもかなり特殊で、

ドラグ=ヴァルトのような武威でも、

フィスリタルのような知の頂点でもなく、

「宇宙を日常のインフラにしてしまった職人と労働者の巨大都市」

になると思う。

そして世界中の人が宇宙へ行く時、

最終的に一度はサンギヘシュトを通る。

だからアズラ=ヴァル国内ではメジト=マズラに並ぶくらい国際色豊かな街になっていて、

住民たちは

「宇宙は特別な場所じゃない。仕事場だ」

と思っている。

そこがフィスリタルとの最大の違いになりそう。

I良いね。国内向けには宇宙労働者の街だし、海外向けには宇宙物流、宇宙観光、どちらかというと煌びやかな感じよりは下町チックになると思う。ビジネス街だと、民間の宇宙産業、外国の宇宙ビジネスの拠点、宇宙旅行関係とかそういう会社が集まって、その人達のための娯楽とか日用品を買うエリアみたいなのがたくさんある感じ。アズラ=ヴァル的な「武威」みたいなイメージは他の街よりは薄くなりそう笑。かなり実用的というか、実務を担う現場感みたいな。スターパレットとして見ても、宇宙への玄関口としての最大かつ最重要拠点になりそう。」

A

これはかなりしっくり来る。

むしろサンギヘシュトは、

アズラ=ヴァルで一番「働く人の街」

になりそう。

フィスリタルみたいなエリート感も、

ドラグ=ヴァルトみたいな武威感も、

メジト=マズラみたいな華やかな国際金融感も薄い。

代わりに、

世界中の宇宙ビジネスを実際に回している現場の空気

がある。


■ サンギヘシュトの第一印象

観光客。


「宇宙都市!」


を期待する。


実際。


巨大な宇宙港。


整備ドック。


物流倉庫。


貨物ターミナル。


企業ビル。


宿泊施設。


飲食店。


工具屋。


作業服屋。


■ 観光客


「思ったより現場だ・・・」


(笑)


■ アズラ=ヴァル人


「宇宙港だからな」



■ 世界最大の宇宙港

というより


世界最大の宇宙物流港


に近い。


港湾都市。


宇宙


に置き換わっただけ。


■ 街の主役

宇宙飛行士じゃない。


宇宙労働者。


■ 例えば

宇宙駅外壁保守。


軌道エレベータ接続部点検。


宇宙貨物管理。


宇宙通信設備。


軌道建築。


宇宙農業支援。


■ 住民


「今日も宇宙か」


みたいな感じ。


■ フィスリタルとの違い

フィスリタル。


「次世代推進機関の研究」


「軌道力学理論」


「軍事宇宙戦略」


■ サンギヘシュト


「配管交換」


「貨物搬入」


「外壁補修」


「定期点検」


(笑)


■ 宇宙産業の本社

たくさんある。


ただし。


アトラス系。


東辰系。


ドムエラ系。


ノルディス系。


アルヴァリア系。


全部いる。


■ 理由

ここを使わないと損。


世界一便利。


世界一便数が多い。


世界一安い。


世界一安定。


■ 結果

スターパレット宇宙版。


■ 物流

東辰。


ホルポラ

メジト=マズラ

サンギヘシュト

宇宙駅


■ 各国


「宇宙へ送るならここ」


になる。


■ だから

スターパレットにおいて

蒼京が海と陸の結節点なら、

サンギヘシュトは


宇宙の結節点


になる。


■ 下町感

これ重要。


フィスリタル。


知識人。


研究者。


軍人。


■ サンギヘシュト


整備士。


運送業。


職人。


建設業。


技術者。


現場監督。


■ 飲み屋

夜。


宇宙駅帰り。


作業服姿。


異種族。


人間。


エルフ。


ケンタウロス。


全部いる。


■ 会話


「今日外壁交換だった」


「軌道上風強かったな」


「明日夜勤だ」


みたいな感じ。


(笑)


■ 武威の国なのに

軍事色が薄い。


これも面白い。


もちろん宇宙軍関係者もいる。


でも。


街の顔じゃない。


■ 街の顔


物流


産業


観光


労働



■ 観光客

宇宙旅行。


午前。


講習。


昼。


宇宙へ。


夕方。


帰還。


■ 夜

居酒屋。


隣の席。


宇宙駅技術者。


■ 技術者


「今日は外壁のひび割れがな」


■ 観光客


「宇宙の話してる・・・」


(笑)


■ 世界から見た評価

フィスリタル。


「頭脳」


ドラグ=ヴァルト。


「武威」


メジト=マズラ。


「商業」


■ サンギヘシュト


「実務」



だからサンギヘシュトは、

アズラ=ヴァルの都市の中でもかなり特殊で、

国家の威光や英雄ではなく、

宇宙を日常のインフラとして支えている無数の労働者や技術者たちが主役の街

なんだと思う。

そしてスターパレット全体から見ると、

蒼京やリュミナ=クロスが「世界の港」なら、

サンギヘシュトは

「世界の宇宙港」

と呼ばれる存在になりそう。

I良いね。たぶん宇宙にあがるなら、サンギヘシュトが一番安く、便が多く、重いものも含めて大量に宇宙に運べる拠点になると思う。たぶん宇宙便のパイロットは元アズラ=ヴァル空軍とか宇宙軍だった人が引退した後に流れてくるとかになりそう (数が多い・年金をもらいながら緩めのシフトで回して流れを切らない的な)。アトラス、東辰、ドムエラも宇宙港を宇宙にもってるから自前で行けるけど、第三国がどこに依頼するか、となると、自前で上がるよりも圧倒的にコスパが良いと思われる笑。たぶんG3+ドムエラ以外の国で宇宙への打ち上げをやろうとしたらある意味お祭りとか一大イベントになると思うけど、サンギヘシュトはそれを日常にしてしまっている、という点で他国から興味持たれると思う。G3とかドムエラ以外の他国からすると「ナニコレ」案件になると思う笑。

A

これはかなりありそう。

そしてサンギヘシュトの本当の恐ろしさは、

宇宙技術が凄いことではなく、宇宙を物流にしてしまったこと

なんだと思う。


■ 各国の宇宙開発

例えば。


アルヴァリア。


宇宙へ行く。

国家プロジェクト

ニュース

記念式典

国王メッセージ


■ 中小国

もっと酷い。


宇宙へ行く。

数年準備

国家予算

国民的イベント

失敗したら政権危機


■ サンギヘシュト


火曜日


宇宙貨物便

27便


水曜日


宇宙貨物便

31便


木曜日


宇宙貨物便

29便


(笑)


■ 他国


「待て」


■ サンギヘシュト


「何が?」


■ 他国


「打ち上げだぞ」


■ サンギヘシュト


「貨物だが」



■ 本質

G3とドムエラ。


宇宙開発

国家戦略


■ サンギヘシュト


宇宙物流

インフラ



■ スターパレット

海運。


ホルポラ。


世界の港。


■ サンギヘシュト


世界の宇宙港。



■ アズラ=ヴァル人

感覚。


船便

宇宙便


同列。


■ 例

企業。


「この貨物いつ着きます?」


■ オペレーター


「軌道上ですか?」


■ 客


「はい」


■ オペレーター


「明日の午前便です」


(笑)


■ パイロット

ここも面白い。


現役アグナ=ヴァル

×


現役宇宙軍

×


■ 多いのは


退役軍人


元宇宙軍


元空軍



■ 理由

宇宙便が多すぎる。


■ だから

航空会社。


「勤務希望は?」


■ パイロット


「週4」


■ 会社


「大丈夫です」


■ パイロット


「年金もあるので」


■ 会社


「問題ありません」



■ 世界から見たら

異常。


■ アルヴァリア


「宇宙便のパイロット不足」


■ サンギヘシュト


「退役者が余ってる」


■ アルヴァリア


「・・・」


(笑)


■ 他国

もっと頭を抱える。


第三国。


宇宙へ行きたい。


■ 選択肢

自前。


宇宙港建設。


数十年。


巨額予算。


■ サンギヘシュト


利用料金払う。


翌週。


打ち上げ。


(笑)


■ 財務省


「どっちが安い?」


■ 全員


サンギヘシュト


■ 結果


自国宇宙港計画中止


(笑)


■ ドムエラ

ここは面白い。


技術ある。


宇宙港ある。


■ でも

貨物によっては


サンギヘシュト使う。


■ 理由

安い。


便が多い。


積載量大きい。



■ 東辰

同じ。


■ アトラス

同じ。


つまり。


競合相手ですら利用する。



■ 宇宙観光

さらに酷い。


外国人。


朝。


講習。


昼。


宇宙へ。


夕方。


帰還。


夜。


居酒屋。


■ 外国人


「今日宇宙行ってきた」


■ 地元民


「そう」


(笑)


■ アルヴァリア人

初訪問。


宇宙港。


宇宙機が離陸。


また離陸。


また離陸。


また離陸。


■ アルヴァリア人


「国家イベントは?」


■ ガイド


「ありません」


■ アルヴァリア人


「記念式典は?」


■ ガイド


「ありません」


■ アルヴァリア人


「・・・」



■ 世界から見た評価

フィスリタル。


「空を支配する街」


■ サンギヘシュト。


「宇宙を日常にした街」



だからサンギヘシュトを初めて訪れた人は、

宇宙港の巨大さではなく、

住民が誰一人宇宙を特別扱いしていないこと

に一番衝撃を受けそう。

アトラスや東辰やドムエラの人間ですら、

「宇宙技術は凄い」ではなく、

「なんで宇宙便が路線バスみたいに発着してるんだ?」

「なんで宇宙駅勤務の整備士が普通のサラリーマンみたいに通勤してるんだ?」

という部分で「ナニコレ」となる。

そしてG3以外の国の人間からすると、

サンギヘシュトはフィスリタル以上に、

未来都市ではなく"未来が日常になってしまった都市"

に見えるんじゃないかな。

I良いね。こうなると、宇宙への打ち上げは民間政府系ともにG3とドムエラ (元々技術高い、自前で行ける) 以外の国のものは淘汰されてしまいそうね。早い、安い、安全 (ほぼ打ち上げ失敗なし、事故率が飛行機とほぼ同等)、重くても大丈夫、自前でロケットや宇宙飛行士とかを育てる必要なし、インフラ不要、とまできたら。G3以外から宇宙に行くことに比べると、多分破格の安さになりそう笑。輸送費込みでロケットつくるよりずっと安そう笑。他国的には、便利というべきか、迷惑というべきか笑

A

これはかなり面白い話で、

サンギヘシュトは便利すぎて他国の宇宙産業を殺してしまう

可能性が高い(笑)。

しかもアズラ=ヴァルは別に潰そうとしてない。


■ 他国

宇宙開発。


必要なもの。


宇宙港


訓練施設


打ち上げ設備


宇宙飛行士


整備士


管制施設


安全保障


予備機


■ 結果

莫大な予算。


■ サンギヘシュト


窓口で予約

荷物持ち込む

打ち上げ


(笑)


■ 財務省

比較する。


自前宇宙港

100年計画

予算天井突破


■ サンギヘシュト

来月打ち上げ可能


■ 財務省


「終わった」


(笑)


■ だから

G3とドムエラ以外。


宇宙開発計画。


かなり減る。


■ 理由

やる意味がない。


■ 例えば

中堅国家。


宇宙港建設。


■ 試算


サンギヘシュト利用

1


自前

15


■ 結果


予算委員会


「サンギヘシュトで」


終了。


■ 面白い

軍事的にも。


第三国。


「宇宙飛行士育てる」


■ 軍


「何に使う」


■ 官僚


「宇宙へ行く」


■ 軍


「サンギヘシュトでいい」


(笑)


■ だから

G3とドムエラ以外。


宇宙飛行士。


ほぼ研究者。


ほぼ観光客。


ほぼ企業派遣。


になる。


■ アズラ=ヴァル

別に独占する気はない。


■ でも

便利すぎる。


■ 結果

独占状態。



■ アルヴァリア

かなり複雑。


■ 本音


自前でやりたい。


■ 現実


サンギヘシュトの方が安い。


■ 財務省


「サンギヘシュト使え」


■ 宇宙省


「嫌です」


■ 財務省


「予算出さない」


(笑)


■ 東辰

もっと現実的。


「自前もある」


「サンギヘシュトも使う」


終了。


■ ドムエラ


「理論研究は自前」


「物流はサンギヘシュト」


終了。


■ アトラス


「軍事は自前」


「民間貨物は場合による」


終了。


■ だから

世界的に。


宇宙開発国家

G3

ドムエラ


だけ残る。


■ 他

宇宙利用国家


になる。


■ 航空業界との類似

実は近い。


小国。


国際空港。


全部持ってない。


大ハブを使う。


■ サンギヘシュト

宇宙版。



■ 問題

これ。


便利すぎる。


■ 他国


「迷惑だ」


■ アズラ=ヴァル


「?」


■ 他国


「うちの宇宙産業が育たない」


■ アズラ=ヴァル


「使わなければ?」


■ 他国


「高い」


■ アズラ=ヴァル


「・・・」


(笑)


■ 更に酷い

大学。


宇宙工学。


卒業。


■ 学生


「就職先どこ?」


■ 友人


「サンギヘシュト」


■ 友人B


「サンギヘシュト」


■ 友人C


「サンギヘシュト」


(笑)


■ 世界の評価

フィスリタル

頭脳


ドラグ=ヴァルト

武威


メジト=マズラ

商業


■ サンギヘシュト

宇宙インフラ



だからサンギヘシュトは、

単なる宇宙都市ではなく、

「宇宙へのアクセスを公共インフラ化してしまった街」

なんだと思う。

その結果、

G3とドムエラ以外の国からすると

自前で宇宙を目指すべきか

ではなく

サンギヘシュトを利用するか

が議論の出発点になる。

便利すぎる。

安すぎる。

安全すぎる。

そして毎日飛んでいる。

だから多くの国にとっては救世主であり、

同時に自国宇宙産業の夢を静かに潰していく存在でもある。

その意味では、

サンギヘシュトはアズラ=ヴァル版のホルポラやスターパレットそのものと言えるかもしれないね。

I良いね。G3とドムエラ以外で残りそうな宇宙産業は、打ち上げはサンギヘシュトでやるとして、「宇宙旅行」(サンギヘシュトから上がる、ガイドとか調整とか、パッケージとか)、宇宙にもっていくまでの仲介 (所謂物流系、うちに預けてくれたらまとめて打ち上げる)、保険みたいな類が残りそう。第三次産業寄りのものが残りそう。自前で飛ぶことはG3とドムエラ以外はやらなくなりそう笑」

A

これはかなり自然だと思う。

むしろサンギヘシュトが成熟すればするほど、

宇宙産業は「航空産業化」する

と思う。

つまり、

G3+ドムエラだけが航空機メーカーを持っていて、
他の国は航空会社や旅行会社や物流会社をやっている状態に近い。


■ 第一世代

各国。


宇宙へ行きたい。


自前開発。


宇宙港。


宇宙飛行士。


ロケット。


■ 第二世代

サンギヘシュト登場。


安い。


安全。


大量輸送。


■ 各国


「あれ?」


■ 財務省


「自前いらなくない?」


(笑)


■ 結果

淘汰される。


残るのは


G3


ドムエラ


のみ。


■ なぜ

彼らは


軍事


国家戦略


研究


がある。


■ だから

利益だけで動かない。


■ 他国

違う。


利益計算。


■ 結果


サンギヘシュト利用。


終了。


■ 生き残る宇宙産業

まさに

第三次産業。


■ 宇宙旅行会社

残る。


むしろ増える。


■ 例

アルヴァリア。


宇宙旅行代理店。


■ 内容

ホテル予約。


講習。


翻訳。


現地案内。


宇宙ガイド。


■ 打ち上げ


サンギヘシュト。


(笑)


■ 物流

もっと強い。


日本列島国。


中小企業。


■ 悩み


宇宙駅へ荷物送りたい。


■ 業者


「全部やります」


■ 内容

国内輸送。

保管。

通関。

サンギヘシュト。

宇宙便。

宇宙駅。


■ 客


「便利」


■ 業者


「手数料ください」


(笑)


■ 保険

超重要。


宇宙貨物保険。


宇宙旅行保険。


軌道施設保険。


■ 金融都市

メジト=マズラ。


かなり関わる。


■ 面白い

国家ですら。


宇宙へ何か送りたい。


■ 官僚


「サンギヘシュトへ」


で終わる。


■ 現代の海運

に近い。


船を持っている会社。


少数。


■ 物流会社

大量。


■ 宇宙版

同じ。



■ サンギヘシュトの立場

だから特殊。


宇宙技術都市

×


宇宙産業都市



■ 世界から見ると

アトラス。


宇宙技術。


■ ドムエラ


宇宙理論。


■ フィスリタル


宇宙軍事。


■ サンギヘシュト


宇宙経済。



■ 一番面白い

若者。


宇宙産業志望。


■ 昔


宇宙飛行士になりたい!


■ 今


宇宙物流会社入りたい!


(笑)


■ サンギヘシュト出身


宇宙駅保守。


軌道建築。


貨物管理。


宇宙観光。


保険。


金融。


旅行代理店。


■ 結果

宇宙が


冒険

仕事


になる。


■ G3以外

結論。


自前打ち上げ

ほぼ消滅


宇宙サービス業

大繁栄


になると思う。

だから世界中の国は、

「宇宙へ行く方法を開発する」

ではなく、

「サンギヘシュトをどう使って利益を出すか」

を考えるようになる。

そしてそれが、海運を握ったホルポラと同じように、

サンギヘシュトを『宇宙時代の最大ハブ』にしている理由

なんだろうね。宇宙開発そのものではなく、

宇宙を産業として成立させてしまった街

というのが、この都市の本当の強さだと思う。

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