フボヤマさんが「ケンタウロス」なので、SF的生き物としてのケンタウロスについて考察していきましょう。まずはケンタウロスという生き物の文化の成り立ちを考えて、亜種はいるのか、ケンタウロスとしての普通はどういう水準なのかを予想してもらいます。今回はフボヤマ世界のG3の一角、アズラ=ヴァル大陸国家を深堀りします。
I「サンギへシュトの街の画像。」
I「良いね。これらの設定を踏まえて、サンギヘシュトのビジュアルを考えて。」
A
サンギヘシュトはかなり独特な都市になると思う。
フィスリタルが「知の都」なら、
サンギヘシュトは
「宇宙港湾都市」
だ。
しかも未来都市というより、
宇宙時代の巨大港町
に近い。
■ 都市全景
まず都市の第一印象。
赤道直下。
高原。
乾燥気味。
空が異常に広い。
雲が少ない。
遠くまで見える。
そして。
巨大な宇宙港。
ただし。
ロケット発射場っぽくない。
巨大滑走路。
大型ターミナル。
貨物ヤード。
整備施設。
巨大格納庫。
まるで
空港
コンテナ港
工業団地
みたいな景観。
■ 空
空が主役。
数時間に一回。
宇宙便。
静かに上昇。
また別の機体。
着陸。
また離陸。
市民。
誰も見ない。
観光客だけが見上げる。
■ 建物
フィスリタルほど美しくない。
ドラグ=ヴァルトほど荘厳でもない。
実用。
機能。
保守性。
が最優先。
ガラス張り高層ビル。
↓
少ない
代わりに。
巨大物流センター。
宇宙貨物倉庫。
整備施設。
企業棟。
訓練施設。
ホテル。
が大量。
■ 中心街
世界中の企業。
アトラス系。
東辰系。
ドムエラ系。
アルヴァリア系。
ヘインデラント系。
全部ある。
街角。
宇宙保険。
宇宙物流。
宇宙旅行。
軌道建築。
宇宙農業。
宇宙通信。
看板が並ぶ。
■ 下町エリア
ここが重要。
サンギヘシュトらしさ。
夜。
居酒屋。
食堂。
宿。
工具店。
作業服店。
部品屋。
中古機械店。
異種族。
人間。
整備士。
物流管理者。
宇宙駅作業員。
みんな混ざる。
■ 宇宙労働者街
住宅地。
派手じゃない。
普通。
ただし。
朝。
宇宙駅勤務。
昼。
軌道施設保守。
夜。
帰宅。
宇宙が職場。
でも生活感は普通。
■ 宇宙港周辺
観光客エリア。
巨大展望施設。
宇宙便見学。
講習センター。
宇宙旅行受付。
ホテル群。
ここだけ少し華やか。
■ 色彩
全体。
白。
灰色。
淡い青。
銀色。
砂色。
が多い。
フィスリタルの青白い学術都市感とも違う。
工業都市らしい色。
■ 一番象徴的な光景
夕暮れ。
遠くの高原。
巨大宇宙港。
貨物機。
宇宙便。
整備ドック。
異種族整備士。
企業群。
ホテル街。
その向こう。
夕焼けの空へ向かって、
一機の宇宙機が静かに上昇していく。
周囲の住民。
誰も立ち止まらない。
子供だけが少し見上げる。
親。
「早く帰るぞ」
宇宙が特別ではなく、
完全に日常のインフラになっている。
これがサンギヘシュトのビジュアルの核だと思う。
フィスリタルが
「空を支配する都市」
なら、
サンギヘシュトは
「宇宙を生活の一部にしてしまった都市」
として描くとかなり映えると思う。
I「良いね。ちなみに、サンギヘシュトから宇宙に行く金額は、ほぼ国際便と一緒、荷物を宇宙に送る金額はほぼ航空貨物の国際便と同じと、他の国からすると破格の安さをしているらしい笑。ちなみに、フボヤマ世界の航空産業は、例によってG3 (アトラス、アズラ=ヴァル、東辰) とドムエラがほぼ独占して、アルヴァリアも少し世界シェアがあるようだ。
滑走路不要の次世代型は、G3とドムエラしか作ってなくて、滑走路が必要な旧世代型を東辰とアルヴァリアがつくっている。次世代型の方が滑走路がいらなくて都市の中に駅を作れるのが利点だけど、その代わり価格が高くて、操作や制御が難しいようだ。旅客機だと旧世代型と次世代型で定員が同じ場合で比較すると100倍くらい高いらしい (なので次世代型は比較的小型な機体が飛んでいる傾向)笑。戦闘機とか爆撃機まで次世代型にしようとすると、同サイズで10~100倍くらいの価格になるので、割にあわない国が多い。しかも操作が難しく、基本的に空中での操作性は従来型のほうが簡単とされているが、次世代型のほうが性能を引き出せた場合の質が上回るようだ。なのでアズラ=ヴァルを筆頭として、G3の戦闘機とか爆撃機は基本的に次世代型である。
世界のハブ空港は、リュミナ=クロス (アトラス東海岸)、マレ=フロンティア (アトラス新大陸)、蒼京 (東辰東端)、アポルパン (東辰西端)、メジト=マズラ (アズラ=ヴァル東端)、ヴォルテラと、厳密には違うがヴェリングラード (ドムエラ、ツィルクリャーツィヤ中枢)という構成。東辰は巨大なハブ空港を二つも抱えているので、他国と結ぶために旧世代型も必要、という判断で旧世代型もつくっている。アルヴァリアは、アトラスの新大陸開発に追いつくために後追いで必死で航空産業を開拓して、自前で飛行機をつくれるくらいには技術がある。しかし、次世代型を投入するにあたって、旧世代型の技術体系や操縦技術を継続できないため導入していない。あと、アルヴァリアの予算のうちゴルフ (国技、フボヤマほか異種族から国の誇りを取り戻せ)、海軍 (国家の象徴その2)、新大陸関係で、お偉いさん的にはだらしのない空軍の予算は大きく増やせない (ので次世代型を空軍は導入できていない、旧世代型ならアルヴァリア国産で大丈夫) ようだ。どうかな?」
A
これはかなり筋が通っているし、むしろ今まで積み上げたG3とアルヴァリアの関係性が綺麗に説明できる設定だと思う。
特に面白いのは、
「アルヴァリア空軍が弱いのではなく、アルヴァリアという国家が空軍に本気で賭けていない」
という点。
■ 世界の航空産業
整理すると
第一グループ
G3+ドムエラ
アトラス
東辰
アズラ=ヴァル
ドムエラ
次世代型開発国
■ 第二グループ
アルヴァリア
旧世代型開発国
■ 第三グループ
その他
輸入国
になる。
■ 次世代型
実は欠点も多い
これ大事。
一般人から見ると
滑走路不要
↓
便利
で終わる。
■ 現実
価格
↓
100倍
操縦難易度
↓
激増
整備
↓
激増
教育
↓
激増
■ つまり
性能は高い。
でも
誰でも使えるわけではない。
■ フィスリタル
だから成立する。
山岳地帯
強風
霧
急上昇
急降下
■ アズラ=ヴァル
「だから次世代型」
になる。
■ アルヴァリア
逆。
平地
海洋国家
巨大空港
長大滑走路
■ 結論
旧世代型で十分
になる。
■ アルヴァリアの悲劇
空軍司令。
予算会議。
■ 海軍
予算ください
■ 理由
国家の象徴
■ ゴルフ協会
予算ください
■ 理由
国威発揚
フボヤマ対策
■ 新大陸局
予算ください
■ 理由
マレ奪還
■ 空軍
予算ください
■ 理由
次世代型欲しい
■ 財務省
却下
(笑)
■ 財務省の理屈
実は正しい。
次世代戦闘機
↓
20倍
次世代爆撃機
↓
50倍
次世代輸送機
↓
100倍
■ 財務省
「その金で艦隊作れる」
■ 海軍
「そうだそうだ」
■ 空軍
「・・・」
■ 面白い
アルヴァリア。
飛行機作れる。
航空技術ある。
■ だから
無能じゃない。
むしろかなり優秀。
■ 問題
相手。
アトラス
東辰
アズラ=ヴァル
ドムエラ
(笑)
■ 世界のハブ空港
これも面白い。
東辰
蒼京
アポルパン
二枚持ち。
■ アトラス
リュミナ=クロス
マレ=フロンティア
二枚持ち。
■ アズラ=ヴァル
メジト=マズラ
■ ドムエラ
ヴェリングラード
■ 結果
世界物流
↓
G3+ドムエラ
■ アルヴァリア
辛い。
昔。
海運覇権国家。
■ 現代
空。
↓
東辰
海。
↓
アトラス
宇宙。
↓
サンギヘシュト
■ アルヴァリア
「またお前らか」
(笑)
■ そして
サンギヘシュト
ここが極悪。
第三国。
宇宙行きたい。
■ 選択肢
自前
↓
国家事業
サンギヘシュト
↓
航空券感覚
(笑)
■ 結果
G3+ドムエラ以外
宇宙輸送業
消滅
■ 残る産業
宇宙旅行
宇宙物流仲介
宇宙保険
宇宙ホテル
宇宙ガイド
宇宙研修
宇宙不動産仲介
つまり
第三次産業
だけ残る。
■ アルヴァリア
一番悔しい
自前で宇宙港作れたかもしれない。
飛行機も作れる。
空軍も持ってる。
■ でも
全部計算すると
サンギヘシュト使った方が安い
(笑)
■ 財務省
「利用しろ」
■ 空軍
「・・・」
■ 宇宙省
「・・・」
■ 海軍
「浮いた予算くれ」
(笑)
だからこの設定で一番面白いのは、
サンギヘシュトが
宇宙技術の頂点ではなく、『宇宙を公共インフラにした結果、他国の宇宙輸送産業を静かに絶滅させた都市』
になっていることなんだと思う。
フィスリタルが「研究の勝利」なら、
サンギヘシュトは
「物流と実務の勝利」
なんだよね。だからアズラ=ヴァルらしく、派手さよりも実用性で世界を取っている感じがする。
I「良いね。サンギヘシュトのこの価格設定だと、金持ちじゃなくても一般人がちょっと頑張れば宇宙に行けるし、一般人が宇宙でビジネスまでできるようになる、という状態になると思う。ここに多国籍の代行業者とかが乗っかって、かなりのお金が動いていると思われる。たぶん順番待ちしないで割り込みで早く飛びたいとかそういう層にVIP枠で高額で臨時便を出すとかで稼いでそう。現代のアズラ=ヴァルは航空産業でも利益出してると思うけど、特にサンギヘシュトの打ち上げ事業が稼ぎ頭になってそう。アルヴァリアとかも、価格設定をみて何がどうなってるの?みたいな感じで街を研究してそう笑」
A
これはかなり面白いし、サンギヘシュトが単なる宇宙港ではなく、
「宇宙経済圏そのもの」
になっている理由として説得力がある。
■ サンギヘシュトの本当の恐ろしさ
宇宙へ行けることじゃない。
宇宙へ行くコストが
航空券
少し高い旅行
くらいになっていること。
■ 現代世界
飛行機。
高い。
でも頑張れば乗れる。
■ サンギヘシュト
宇宙便。
高い。
でも頑張れば乗れる。
■ 結果
宇宙が特権階級のものじゃない。
■ 学生
卒業旅行。
宇宙駅。
■ 新婚旅行
宇宙ホテル。
■ 趣味
宇宙ダイビング。
(笑)
■ 更に酷い
個人事業主。
「宇宙で商売するか」
が成立する。
■ 例
東辰の職人。
宇宙駅で工芸品販売。
■ アルヴァリア
宇宙観光向けツアー。
■ ヘインデラント
宇宙向け金融サービス。
■ 結果
個人レベルで宇宙市場参加。
■ サンギヘシュトの稼ぎ
実はここ。
運賃。
↓
安い
■ 本命
回転率。
便数。
利用者数。
貨物量。
VIP便。
■ 航空会社の発想
ではなく。
港湾都市の発想。
■ 一件あたり
安い。
■ 全体
異常に多い。
■ 結果
利益。
莫大。
■ VIP便
絶対ある(笑)
通常便。
翌日。
■ 金持ち
「今すぐ」
■ オペレーター
「可能です」
■ 金持ち
「いくら?」
■ オペレーター
「通常の50倍です」
■ 金持ち
「出す」
(笑)
■ アズラ=ヴァル
内心。
「ありがとう」
■ 宇宙物流
もっと儲かる。
通常貨物。
大量。
安い。
■ 緊急貨物。
高い。
■ 結果
利益率。
かなり高い。
■ アルヴァリア
研究する。
当然。
■ 調査団
サンギヘシュト。
訪問。
■ 報告書
「打ち上げ料金が異常に安い」
■ 政府
「補助金か?」
■ 調査団
「違います」
■ 政府
「赤字か?」
■ 調査団
「黒字です」
■ 政府
「・・・」
(笑)
■ 実態
サンギヘシュト。
飛行機会社。
×
港。
〇
■ アルヴァリア
見落とす。
打ち上げ。
だけ見てる。
■ 本質
違う。
宇宙保険。
宇宙物流。
宿泊。
整備。
観光。
飲食。
企業誘致。
仲介。
■ 全部合わせると
都市全体で儲かる。
■ メジト=マズラとの違い
メジト=マズラ。
商業の都。
■ サンギヘシュト
宇宙商業の都。
■ 面白い
アルヴァリアの調査団。
1か月。
2か月。
3か月。
調査。
■ 結論
「何故成り立つのか分からない」
(笑)
■ 理由
前提が違う。
アルヴァリア。
宇宙
↓
国家事業
■ サンギヘシュト
宇宙
↓
インフラ
■ アルヴァリア
「宇宙港を運営して利益が出るのか?」
■ サンギヘシュト
「宇宙港じゃない」
■ アルヴァリア
「?」
■ サンギヘシュト
「都市全体で利益を出してる」
ここが重要なんだと思う。
サンギヘシュトは宇宙港ではなく、
「宇宙への出入り口を中心に形成された巨大経済圏」
なんだよね。
だから打ち上げ料金だけ見ると異常に安い。
でも都市全体で見ると、
- 宇宙物流
- 宇宙観光
- 保険
- 宿泊
- 仲介
- 宇宙駅サービス
- 緊急便
- VIP便
- 企業誘致
から莫大な金が流れ込んでくる。
結果として、
アルヴァリアの調査団は何度来ても
「この料金設定でなぜ黒字なのか」
を理解できず、
最終的に
「宇宙を公共インフラにしているから」
という結論にたどり着いて頭を抱えることになりそう(笑)。
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