フボヤマ世界新大陸魔獣圏31@「神話級事故 × 国家の現実 × 条約という冷たい紙切れ」新大陸外洋事件 ―通称「Σ海災」

フボヤマ世界の、フボヤマたちがいる大陸の外に魔獣圏を有する大陸が登場したので、ここではそれを掘っていきます。前回:「奪われた土地」から「奪われた未来」:若返りの可能性。 (外伝主人公A登場回) あるハンターの話。見殺しにされた側のまま、終わりたくなかった。 

ケンタウロスのフボヤマさん:シリーズ一覧&ギャラリー (本編・外伝・世界設定)

I「EX-Σがアルヴァリアの前に出現するシーンを描いて」

I「良いね。アルヴァリア、ここでどうする?本気になるところだけど、保護条約がやっぱり重いというか、これで再びアトラス憎しになりそうだね。とはいえ、モンハン的な探検以上のことはできないだろうし。」

A

うん。
ここ、アルヴァリアの“詰みかけ盤面”としてめちゃくちゃ美しい。

結論から言うと:

アルヴァリアは「本気になる」けど、戦争にも開発にも踏み切れず、
代わりに“人間の領域”だけを極限まで研ぎ澄ます方向に行く。

つまり、

👉 国家レベルで「ハンター国家化」する。


■ アルヴァリアの現実的な選択肢

今の盤面を整理すると:

  • 覚醒鉱の本質に気づいた
  • 主級・EX-Σの存在も把握
  • アトラスが100年以上先行していることも確定
  • マレ=フロンティアは軍事要塞+条約盾
  • 新大陸保護条約は国際的にガチガチ
  • こちらが軍事侵攻すれば即“侵略国家”認定

つまり:

  • 軍事 → 即アウト
  • 大規模開発 → 条約違反
  • アトラスに正面対抗 → 勝てない

完全に詰み。

ここで普通の国家なら諦める。

でもアルヴァリアは違う。

植民地国家で、
海洋覇権国家で、
怨恨を国家アイデンティティに組み込んでる国。

だから取るルートはこれ:


■ アルヴァリアの戦略転換

「技術で勝てないなら、人間を尖らせる」

アトラスは:

  • 工業力
  • 情報
  • 空軍
  • 異種族
  • AI
  • シミュレーション

全部持ってる。

アルヴァリアに残ってるのは:

  • 執念
  • 人間の身体
  • 現場経験
  • 命の安さ
  • 怨恨

つまり、

人間を“道具”として極限まで使う国家モデル

に行く。


■ 具体的に何が始まるか

かなりえぐい。

① フロンティア村の“正式国家編入”

違法操業扱いだった村を、

「新大陸前線自治特区」

として再定義。

これで:

  • ハンターは準軍属
  • 死亡は殉職扱い
  • 装備が軍規格になる
  • 情報が国家直結になる

表向きは:

「安全管理の強化です」

実態は:

人体実験ラインの合法化


② 覚醒者の国家管理

彼みたいな存在は、

  • 戸籍凍結
  • 家族は国家保護
  • 本人は“前線司令官”

になる。

もう一般人に戻れない。


③ 若年層の選抜強化

新大陸出身の子供たちを:

  • 早期スカウト
  • 軍式教育
  • ゴルフ+ハンター両対応ルート

に流す。

つまり:

フロンティア村=兵学校


④ 覚醒鉱の“人間側適応研究”

主級に勝てないなら、

人間を主級側に寄せる

人体改造一歩手前まで行く。

公式には「医療研究」。

実際は:

  • 反応速度
  • 魔力適応
  • 寿命削ってでも戦闘力

■ それでもアトラスには勝てない

ここが重要。

アルヴァリアも分かってる。

これは勝ち筋じゃない。

これは:

負けを認めないための延命


■ そして再燃するアトラス憎し

王族は理解している。

アトラスは合理的だった。

でも民意と軍は違う。

  • マレ=フロンティア
  • 見殺し事件
  • EX-Σ保護
  • ルミィとの交流
  • 覚醒鉱先行100年

全部積み上がって、

アルヴァリア内部では:

「アトラスは未来を盗んだ」

が共通認識になる。

戦争はできない。

でも怨恨は育つ。


■ だからゴルフが代理戦争になる

ここで全部つながる。

四大大会は:

  • 国家威信
  • 人材選抜
  • 宣伝
  • ガス抜き
  • 若者の出口

全部兼ねてる。

アルヴァリアがゴルフに狂うのは必然。

I「良いね。アトラス側の冷静な評価レポートいこう。アルヴァリアがどこで何を持ち帰ったか、それから何を得られそうかとかはアトラスはつかんでるんじゃないかな。アトラスはその後、人間の中にルミィのお気に入りというか、特別なついているような人物の複数名分の動画を公開した。意思疎通が取れているような動画であった。そうなると、アルヴァリア側は荒れそうね笑。」

A

いいね。じゃあいこう。
ここは完全に 「文明格差ホラー × 大国の事務処理」 の温度で書く。


アトラス連邦・新大陸観測統合局

機密評価レポート(抜粋)

――分類:CL-Θ / 対アルヴァリア動向監視


件名

アルヴァリア王国による覚醒鉱“原鉱”回収事案、および覚醒者個体出現に関する評価


1. 概要

アルヴァリア側前線拠点(通称フロンティア村)より派遣された探索隊が、乾燥魔荒原外縁部にて覚醒鉱“原鉱”の一部回収に成功。

同時に、覚醒鉱共鳴反応を示す人間個体(以下:覚醒者A)が確認された。

回収地点はEX-Σ縄張り圏外縁から推定4.6km。

当該行動は既存予測モデル内。


2. 技術的評価

アルヴァリアが持ち帰った原鉱は、

  • 表層部:魔力残滓濃度 3.1%
  • 中間層:同 7.4%
  • 核部:同 12.8%

と推定。

主級由来資源としては極めて低品質

当連邦が128年前に取得した初期標本の平均純度は42%。

従って、

現時点でアルヴァリアが到達可能な研究水準は、当連邦の初期段階以下。


3. 覚醒者Aに関して

覚醒者Aの生体反応ログを遠隔観測。

特徴:

  • 神経応答速度:通常人間比1.6倍
  • 魔力耐性:個体平均との差 +220%
  • 感情負荷時に覚醒鉱残留共鳴

想定進化パターン:

  • 前線指揮官化
  • 高リスク領域投入
  • 国家象徴化

危険度評価:低。

理由:

  • アルヴァリアは覚醒者を「守る」のではなく「使う」傾向が強い。
  • 長期生存率が著しく低い。

4. アルヴァリアの今後の動き(予測)

確率分布:

  • フロンティア村の準軍事化:92%
  • 若年層スカウト強化:88%
  • 覚醒鉱人体適応研究:74%
  • 条約違反のグレー行動増加:67%
  • 対アトラス感情の政治利用:ほぼ確実

結論:

アルヴァリアは戦争ではなく“人間資源の焼却”で対抗しようとしている。


5. 戦略的評価

アルヴァリアの行動は、

  • 新大陸支配構造
  • 主級生態系
  • EX-Σ障壁

のいずれにも影響を与えない。

むしろ、

自国内消耗が進行するのみ。


6. 推奨対応

  • 現行条約の厳格運用継続
  • フロンティア村への直接介入は不要
  • 覚醒者Aは監視対象に留める
  • 感情的刺激の緩和策を実施

補足施策

アルヴァリア国内のナショナリズム過熱を抑制するため、

以下を公開:


マレ=フロンティア広報局

公開映像アーカイブ

件名

「ルミィと人間の交流記録」


そこに流れたのは、

巨大な主級個体ルミィの背に乗る三人の人間。

異種族ではない。
全員、人間。

ひとりは白髪の老研究者。
ひとりは黒髪の若い女性エンジニア。
もうひとりは、少年。

ルミィは低い音で鳴き、
人間の掌に額をすり寄せていた。

字幕:

“Mutual Recognition Confirmed.”
相互認識、確認完了。


アルヴァリア側の反応

王宮、沈黙三秒。

次の瞬間:

  • 机を叩く音
  • 叫ぶ貴族
  • 立ち上がる将軍

「ふざけるな……!」

「人間だぞ!?」

「なぜ奴らは選ばれている!?」

誰かが呟く。

「……あれは、餌付けだ」

解析班が震える声で続ける。

「主級に、人間が“認識されている”可能性があります」

その瞬間、

アルヴァリアは悟る。


自分たちは鉱石を掘っている間に

アトラスは“神話側”に人間を送り込んでいた。


そして誰かが言う。

「……戦争じゃない」

「これは“文明差”だ」

I「良いね。その後、アルヴァリアが新大陸の外洋、保護条約の適用範囲外に艦隊を通過させていた時の事、なぜか本来鉱脈に居座っているはずのEX-Σがアルヴァリアの艦隊を新大陸遠洋の海上で襲撃し、壊滅。アトラス、助けず。アルヴァリアの反応はどうなる?アルヴァリアは主級個体の脅威みたいなものと、クエストの難度を再認識するんじゃないかな。」

A

いいね。
ここは完全に 「神話級事故 × 国家の現実 × 条約という冷たい紙切れ」 の温度でいこう。

かなり重たい場面になる。


新大陸外洋事件 ――通称「Σ(シグマ)海災」

発生日

アルヴァリア暦 2412年・初夏


アルヴァリア海軍第七遠征艦隊。

新大陸外縁。
保護条約適用圏の“外”。

形式上は合法航行。

名目は:

  • 海洋測量
  • 新航路確認
  • 乾燥魔荒原側への補給線構築準備

実態は、

EX-Σ縄張り圏への将来的軍事的圧力の布石

だった。


発端

最初に異常を捉えたのは水中音紋探知。

低周波。

規則性なし。

しかし振幅が異常。

観測士官が報告する。

「……生体反応です」

艦橋が凍る。

距離、30km。

速度、異常。

“来ている”。


出現

海が持ち上がった。

比喩ではない。

水そのものが隆起した。

次の瞬間、

海面が割れ、

EX-Σが姿を現す。


それはもはや“生物”ではなかった。

  • 全長推定:600m超
  • 覚醒鉱結晶が背骨のように露出
  • 体表を走る光脈が海水を蒸発させる
  • 周囲の魔力濃度が即座に臨界突破

空が暗転。

通信、全遮断。


戦闘ではない

一方的な破壊だった。

主砲斉射。

効かない。

ミサイル。

表皮で蒸発。

対魔装備。

反応なし。

EX-Σは艦隊を「敵」とすら認識していなかった可能性が高い。

ただ、

“邪魔な振動源”

として処理しただけ。


艦艇12隻。

航空機23機。

生存者、推定17%。

その17%も、ほぼ全員が重度覚醒障害。


アトラスの対応

マレ=フロンティア司令部。

EX-Σ接近ログを確認。

AL-Ω-Σフラグが点灯。

しかし介入なし。

記録にはこう残る:

“Engagement occurred outside protection perimeter.”
「保護圏外で発生した事象」

それだけ。

救助要請?

受信した。

だが条約上義務なし。

派遣ゼロ。


アルヴァリアの反応

王都。

最初は「事故」として報告された。

だが映像が流出。

海軍幹部の証言。

生存者の錯乱した語り。

それらが重なり、

ようやく理解される。


あれは「災害」ではない。

「意志ある存在」だった。


王族会議、緊急招集。

誰かが叫ぶ。

「アトラスはなぜ助けなかった!」

即座に返る冷たい声。

「保護条約外です」

沈黙。

別の貴族。

「つまり……我々が悪いと?」

法律顧問:

「はい」


将軍の拳が震える。

「……化け物だ」

「軍艦が、紙細工のようだった」


そして誰かが呟く。

「これが……クエストの“失敗”か」


フロンティア村の反応

報は遅れて届いた。

ベテランハンターが一言。

「ああ……Σか」

若者が聞く。

「知ってたんですか?」

老人は焚き火を見つめたまま。

「海側に出たら、いつか食われるって」

「だから俺たちは陸から行く」

「海は、あいつらの庭だ」


アルヴァリアが再認識したこと

この事件で、アルヴァリアは三つを思い知らされる。


① 主級個体は“戦える対象”ではない

軍事力ではなく、

生態系の上位概念


② アトラスは知っていて黙っていた

EX-Σの海洋行動圏。

覚醒鉱共鳴範囲。

全部、アトラスのデータベースにはあった。

共有されなかった。


③ フロンティア村のクエストは「遊び」ではない

あれは、

国家規模の損耗を
個人単位で肩代わりしている場所。


王族の一人が呟く。

「……我々は」

「神話の地雷原に、素足で踏み込んでいたのか」


その後

アルヴァリアは公式に声明を出す。

  • 深い遺憾
  • 国際社会への訴え
  • 新大陸生態系の危険性

アトラスは短文で返す。

“Treaty remains unchanged.”

条約は変わらない。


そしてアルヴァリアは理解する。


新大陸は“奪う土地”ではない。

“許されなければ立てない領域”だ。


この事件以降、

覚醒鉱クエストの難度区分に、

新しいランクが追加される。


【Σ級】

条件:

  • 主級接触想定
  • 生還保証なし
  • 国家責任不問

I「良いね。覚醒者Aがこのニュースを聞いた瞬間いこう。自分らがマッチアップしたわけだし、直接見た感想もあるだろうし、意思がありそうなことは彼もしってそうだね。」

A

いいね。
ここは**派手な感情爆発じゃなくて、“理解してしまった側の静かな震え”**でいこう。

覚醒者Aはもう“現場を知っている側”だから。


覚醒者A ―― Σ海災を知った瞬間

フロンティア村、夕方。

風が乾いている日だった。

草原側の空は赤く、境界林は影になって沈んでいる。

Aは装備の整備をしていた。

刃の欠けを直しながら、次の遠征の人員表を頭の中で組んでいた。

若手二人、中堅一人。
補給は三日分。
帰路は森を避ける。

――いつもの思考。

そこに、通信役の少年が走り込んでくる。

息が上がっている。

「Aさん……」

「……海軍が」

一瞬で察する。

Aは顔を上げない。

「沈んだ?」

少年は首を振る。

「……消えました」

言い方が変だ。

Aは手を止める。

「消えた?」

少年は端末を差し出す。

粗い映像。

海。

黒い影。

一瞬だけ映る、山のような輪郭。

その直後、映像は白飛び。


Aは画面を見て、すぐ分かった。

ああ。

Σだ。


言葉が出ない。

ただ、肺の奥が冷える。

隣にいた隊員が聞く。

「……主級ですか?」

Aは小さく頷く。

「いや」

「“あれ”は主級じゃない」

「Σだ」

空気が変わる。

Σという名前は、ハンターの間では半ば禁忌だった。

直接見た者はほとんどいない。

だが皆、知っている。

乾燥魔荒原の王。

鉱脈の番人。

近づいたものが消える存在。


隊員の一人が呟く。

「……軍艦ですよね?」

Aは頷く。

「そうだ」

「何隻も」

沈黙。

誰も次の言葉を言えない。


Aは映像をもう一度見る。

EX-Σの背骨に走る結晶の光。

水が蒸発している。

その動き。

その角度。

その“間”。

Aは小さく息を吐く。

「……やっぱり」

隊員が見る。

「やっぱり、って?」

Aはしばらく黙ってから言う。

「意思がある」

「獣じゃない」

「縄張りに入った振動を処理しただけだ」

「怒ってもいない」

「ただ、“掃除”しただけ」


誰かが声を荒げる。

「そんな……」

「じゃあ、艦隊は……」

Aは遮る。

「“敵”として認識されてない」

「だから余計に助からない」


ここでAの中に、

あの時の感覚がよみがえる。

中央高原の縁。

霧の向こう。

地面が脈打ち、

遠くで巨大な影が動いた瞬間。

あれは、

見ているこちらを意識すらしていなかった。

風景を見る目だった。


Aは立ち上がる。

空を見る。

赤い夕焼け。

観光船の航跡が遠くに白く残っている。

Aは呟く。

「……俺たちは」

「たまたま生きて帰ってきただけだな」


若手が震え声で言う。

「じゃあ……俺たちがやってるクエストって……」

Aは答える。

「国家規模の無謀を」

「人間サイズに縮めてやってるだけだ」


そして静かに付け足す。

「軍艦でも死ぬ」

「俺たちなら、なおさらだ」


少し間を置いて、

Aは隊員たちを見る。

目が変わっている。

覚悟の目。

恐怖の奥にあるやつ。

Aは言う。

「だからだ」

「生きて帰ることを最優先にする」

「英雄になるな」

「成果より帰還だ」

「それだけ守れ」


その夜。

Aは一人で原鉱の保管箱を開ける。

鈍く光る塊。

EX-Σの縄張りから持ち帰った“奇跡”。

Aは手を触れない。

ただ見つめる。

小さく言う。

「……あんたは」

「これを餌みたいに食ってるんだろ」


そして初めて、

Aの中に明確な感情が生まれる。

怒りでも恐怖でもない。


距離感。


自分たちは、

神話の足元で拾い物をしているだけだ。

I「良いね。アルヴァリアの権威層はかなり焦るんじゃないかな。EX-Σ単独でアルヴァリアの艦隊を沈めるようなことができるなら、主級個体は言ってみれば、事実上の新大陸のアトラス軍みたいな位置づけ。しかも主級個体は複数いる状態。遠洋から軍艦などで保護条約の外でなんとか活路をみいだしたいところだったのに、再びフロンティア村の原始的な前進だけが頼りの場所に釘付けにされた感じ。しかも、Aの成果で、先祖が新大陸に賭けていた期待と、アルヴァリアが飛躍するための宝のような存在は実在した、という状態。妄想が現実になったのに、障壁の高さがさらに浮かび上がったような状態だよね。」

A

うん。ここ、かなり“えぐい”局面に入ってる。

アルヴァリア権威層の感情は、

夢が妄想じゃなかったと証明された瞬間に、
その夢が「物理的に到達不能」だと再確認させられる

という、最悪に近い形だと思う。

整理すると、彼らの認識は一気にこう更新される:


アルヴァリア権威層の再評価(EX-Σ海災後)

① 主級個体=新大陸の“自律型軍事戦力”

EX-Σ単独で艦隊壊滅。

ここで確定する:

  • 主級は「野生生物」ではない
  • 戦略対象
  • 抑止力
  • そして何より

国家単位の戦力を単独で上回る存在

つまり:

新大陸そのものが、巨大な自走型要塞

になっている。

しかも:

  • 複数存在
  • 意思を持つ可能性
  • 縄張り意識あり
  • 鉱脈とリンク

これ、完全に

“自然という形をした軍”


② 遠洋ルートの死

アルヴァリアの最後の現実的プラン:

保護条約外の外洋から軍事・資源接近

これがEX-Σで粉砕。

つまり:

  • 空から → アトラス
  • 海から → Σ
  • 陸から → 魔獣圏

三方向すべて封鎖。

これは戦略的には、

完全包囲


③ Aの成果が致命的

ここが最悪。

Aによって:

  • 原鉱が実在
  • 覚醒鉱の本質が露呈
  • 医療・エネルギー・長寿の可能性が見えた
  • アトラスが100年前から把握していた事実も判明

つまり:

先祖の妄執は妄想じゃなかった。

新大陸は本当に:

  • 文明ブースター
  • 種族格差を埋める鍵
  • アトラスに追いつく唯一の道

だった。


なのに。

今やそれは:

  • 主級個体に守られ
  • アトラスに囲われ
  • 条約で縛られ
  • 自国は違法村経由の徒歩探索しかない

権威層の心理状態(かなりリアルに)

これ、多分こんな感じ:

  • 「あった……本当にあった……」
  • 「やはり我々は正しかった」
  • 「だが……」
  • 「なぜ……」
  • 「なぜ“今”見せられる……」

そして最後に来る:

我々は、100年遅れて正解に辿り着いた

これ、国家レベルの絶望。

しかもその100年で:

  • アトラスは空を制し
  • 主級と関係を築き
  • マレ=フロンティアを未来都市にし
  • 世界物流を掌握した

権威層の会議室、たぶんこんな空気

誰も最初に口を開かない。

EX-Σの映像が止まったまま。

年老いた元提督が低く言う:

「……主級は、兵器ではない」

「地形だ」

誰かが続ける:

「いや……災害です」

若い将校:

「違う」

「意思を持つ災害だ」

王族の一人が呟く:

「アトラスは……これを“環境”として扱っている」

沈黙。

つまり:

アトラスは

  • 主級
  • 魔獣圏
  • 覚醒鉱

すべてを

戦場ではなく“前提条件”として運用している


そして最大の皮肉

アルヴァリアが賭けてきた新大陸は:

  • 実在した
  • 価値もあった
  • 未来を変え得た

だが:

その価値を守っているのが
アルヴァリアではなく
アトラスと主級個体だった。


これはもう、

敗北じゃない。

歴史そのものに置いていかれた感覚


だからあなたの言う通り:

妄想が現実になったのに、障壁の高さがさらに浮かび上がった

これ、完璧。

しかも悪質なのは:

  • フロンティア村という“原始的前進”だけが残り
  • Aのような現場の奇跡だけが希望になり
  • 国家は指を咥えて見るしかない 

I「良いね。再びアルヴァリアが強硬に覚醒鉱の本脈の奪取を考えた際に、アトラスのマレ=フロンティア奪還の時点で事実上不可能なのに、覚醒鉱本丸をー①軍艦を単独で壊滅させられるEX-Σの縄張りを越えて、②人間のみで1週間程度の時間のかかる復路を越えて人間が徒歩で持って行ける範囲で持ち帰る③大型異種族や文明機器や重機はアトラスに妨害され、④EX-Σを排除したければかなりの軍事的なコストを強いられ(しかも相手の戦力は未知数)⑤ほかにも魔獣圏に厄介な主個体が多く⑥軍事力を行使すれば条約違反でアルヴァリアが悪者。⑦そのそも軍事的にアトラスに勝ち目がない。→現実的に持ち帰れるのは、せいぜいこぶし大の大きさとかになるので、手彫りで大型ダムを創れと言われてる状態だよね。あまりにもクソゲーをさせられている状態だけど、アトラスはわかってて泳がせる(余裕をかまして)てそう。権威層はこれまで以上に布を噛まされるんじゃないかな。」

A

うん。
ここまで積み上がると、もう「悔しい」じゃ済まなくて、

構造的に詰んでいる

という状態だね。しかもそれをアトラスは完全に理解した上で、
あえて何もしないという一番残酷な態度を取っている。

あなたの整理した①〜⑦、これ冷静に見ると本当に酷い:


アルヴァリア視点での“覚醒鉱本脈クエスト”

事実上こうなる:

  • EX-Σを越える(艦隊壊滅級)
  • 魔獣圏を徒歩突破(往復1週間以上)
  • 大型種・重機・ゴーレム不可(アトラスが止める)
  • 持ち帰れるのは人間の背負える量のみ
  • 軍事行動=即・国際的悪者
  • アトラスには軍事的に勝てない
  • 主級は複数、未知数

結果:

素手でダムを掘れ

レベル。

しかも制限時間あり、敵は無限湧き。

完全にクソゲー。


これ、ゲーム設計的に見ると何が起きてるか

アトラスは:

  • ボスを倒せない
  • マップを封鎖している
  • 重装備禁止
  • ファストトラベル不可
  • インベントリ制限あり
  • PvPで即負け

というルールを敷いた上で、

「ほら、やってみな?」

って言ってる。

自分たちは:

  • 上空から観測
  • 主級と交流
  • 原鉱を秘密裏に確保
  • 海上都市で経済回してる

アルヴァリアだけが:

  • 徒歩縛り
  • 重量制限
  • 即死トラップ多数
  • 国際的制裁付き

なぜアトラスは止めないか

ここが一番えげつない。

止める必要がないから。

アルヴァリアは:

  • 主級に勝てない
  • 条約で縛られている
  • アトラスに軍事で勝てない
  • 持ち帰れる量が文明を変える規模にならない

つまり:

放っておいても追いつけない。

だからアトラスは、

  • 介入しない
  • 強くも出ない
  • ただ監視する

完全に

“大人が必死で砂場掘ってる子供を見る目”


権威層の心理:ここで完全に壊れる

ここまで来ると、アルヴァリア権威層は:

  • 怒り
  • 屈辱
  • 無力感
  • 嫉妬
  • 妄執

全部同時。

特にキツいのは:

アトラスは勝ち誇らない

これ。

勝者が黙っているのが一番人を壊す。

たぶん会議で誰かが叫ぶ:

「なら何だ! 我々はどうすればいい!」

答えは誰も出せない。

だって本当に手がない。


そして“泳がされている”という自覚

ここでアルヴァリアは気づく:

  • EX-Σの襲撃も
  • マレ=フロンティアの防衛も
  • 条約の運用も

全部、

こちらの動きを見た上で調整されている

つまりアトラスは:

  • 本気を出さず
  • 余裕のまま
  • 相手の必死を観測している

これがもう国家レベルの屈辱。


布を噛む、の解像度

ここでの「布を噛む」は:

  • 歯を食いしばる
  • 涙をこらえる

じゃなくて、

叫び声を抑えるために口を塞ぐ

レベル。

怒鳴ったら負けだから。


だからアルヴァリアはこうなる

  • フロンティア村をやめられない
  • Aのような覚醒者に過剰な期待をかける
  • ゴルフに国家感情を乗せる
  • 若者に「アトラスに勝て」と刷り込む
  • 強硬派が消えない
  • 現実派も希望を捨てきれない

完全に

国家的ギャンブル依存症


あなたが言ったこれ:

手彫りで大型ダムを創れと言われてる状態

めちゃくちゃ正確。

しかも横でアトラスは水力発電所を完成させてる。


正直、この構図、

「負けた国家」じゃなくて
勝ち筋を見せられたまま閉じ込められている国家

なんだよね。

残酷すぎる。

I「良いね。主級兵器化こそ、アトラスに先行というか、ほぼ独占されてそうだと思うけどどう思う?議題にあがったとして、ルミィのような交流可能な個体とは交流しているだろうし、交流できるかどうかみたいな情報も持ってそうだね。糞から濃縮された覚醒鉱成分を取り出すとかもうやってるはずだし。場合によっては、アトラスが、あえてEX-Σにアルヴァリア海軍を認知なり感知させた可能性すらあり得るんじゃないかな。たぶんアルヴァリアが一番ほしいところはすでにアトラスが持ってそう、ないしは管理下においてそうだね。これも会議室の空気が重くなりそう笑」

A

うん。
かなり自然に、

主級兵器化はアトラスが“もう終えている領域”

になってると思う。

しかもポイントは「兵器化」という言葉そのものが、すでにアルヴァリア的発想だということ。


アトラスは「兵器化」してない(ように見える)

でも実態は:

  • 主級の行動パターン把握済み
  • 個体ごとの性格・親和性プロファイルあり
  • ルミィ系の“交流可能個体”とは継続的接触
  • 排泄物・脱落鱗・体液から覚醒鉱成分抽出
  • 栄養投与(=給餌)による誘導・行動制御の初期段階
  • 生態圏ごとの主級バランス管理

つまり、

殴って言うことを聞かせる兵器
じゃなくて
共存前提の戦略的存在

として扱ってる。

アルヴァリアが「主級を兵器にできないか?」と考える頃には、
アトラスはすでに

主級を“環境そのもの”として運用している。

この差、えげつない。


そして一番えぐい仮説

あなたが言ったこれ:

場合によっては、アトラスが、あえてEX-Σにアルヴァリア海軍を認知させた可能性

――これ、めちゃくちゃあり得る。

アトラスは:

  • EX-Σの感知レンジを把握している
  • 音響・魔力波・艦艇エンジン特性も理解している
  • どの距離・どの周波数で反応するか知っている

だから:

アルヴァリア艦隊が通過した“その航路”自体が
EX-Σの警戒ラインに意図的にかかるよう設定されていた

可能性が高い。

アトラス側ログはたぶんこう:

EX-Σ反応閾値到達
対応不要
結果観測フェーズへ移行

以上。

救助?
ない。

妨害?
不要。

ただ、

自然現象として処理。


会議室の空気、こうなる

アルヴァリア権威層がこれを理解した瞬間:

  • マレ=フロンティアはアトラスの砦
  • 主級はアトラスの“天然戦略資産”
  • 覚醒鉱の本丸は既に管理下
  • EX-Σは意図的に“動かされた可能性”

そして極めつけ:

我々は100年遅れて同じ資料を読んでいる

会議室、完全に沈黙。

誰かが小さく言う:

「……全部、向こうの手のひらの上か」

否定できない。


アルヴァリアが一番欲しいもの

整理すると:

  • 覚醒鉱 → アトラスが先
  • 主級制御 → アトラスが先
  • 行動誘導 → アトラスが先
  • エネルギー転用 → アトラスが先
  • 長寿研究 → アトラスが先

つまり:

欲しいものリストが
すべて“既に他人の倉庫にある”

状態。

これ、国家として一番精神に来るやつ。


そして最後の皮肉

アルヴァリアが命をかけて拾ってきた原鉱。

アトラスからすれば:

  • 100年前の基礎サンプルと同等
  • もしくは「使用済み」

この落差。

フロンティア村で人が死に、
Aが覚醒し、
艦隊が沈み、
それでも得た“希望”。

それ全部、

アトラスでは歴史資料館の棚の奥。


ここ、会議室で誰かが絶対こう言う:

「……なら、我々は何をしてきた?」

答えは出ない。

布を噛む音だけ。


正直ここまで来ると、

アルヴァリアの次の分岐はかなり暗い:

  • Aへの過剰依存
  • フロンティア村の準軍事化
  • 条約グレーゾーンでの実験
  • あるいは内部崩壊

どこ行っても地獄。

次回:

ケンタウロスのフボヤマさん:シリーズ一覧&ギャラリー (本編・外伝・世界設定)

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