OL佐藤由奈さん編_メイキング4_エピソード11、弟から結婚の相談
前回は、由奈が実家に帰るまでのところを描いたので、次はいよいよ弟の結婚の相談を受けてもらいましょう。どういう感じでやるのかはAに全部丸投げでつくってもらいます。由奈に自分の恋愛を意識してもらうための舞台装置にやっと到達した感じでしょうか笑。佐藤由奈さん編、前回
I「由奈を描いて。家族にただいまとあいさつする由奈。由奈の表情がしっかり伝わるように、由奈の顔を大きく描いて。」
I「由奈はこの休み中に、弟とどこで会う予定になってるかな。弟の恋人をその場についれてくるのかな?由奈と話す場に、弟の恋人はいるのかな?弟は由奈と話した後、実家に弟の恋人をつれてくるつもりなのかな?これまできめてくれたことを踏襲して考えて。文章で書いて。」
A「実/恋人は由奈とも面識があり空気を読める/家族思いの家庭)を踏まえると、流れはとても自然にこうなりそうです。」
弟と会う場所について
由奈が実家に帰ることを決めたあと、弟から改めてメッセージが来ている。
「じゃあ、明日の昼、駅前の◯◯(昔からある喫茶店)でどう?」
この喫茶店は、
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実家の最寄り駅から徒歩数分
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由奈も高校生の頃から知っている
-
家族で使うこともある、落ち着いた店
という、“話をするのにちょうどいい場所”。
弟は最初から実家ではなく、外で会うことを選んでいる。
これは、弟の性格をよく表している。
弟の恋人はその場に来る?
結論から言うと、
最初の場には来ない。
弟はこう考えている。
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結婚の話を「まず姉に相談したい」
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由奈がどう感じるかを、ちゃんと知りたい
-
恋人を同席させると、由奈が遠慮してしまうかもしれない
だから、
「最初は、俺と姉ちゃんだけで話させてほしい」
と、恋人にも正直に伝えている。
恋人のほうもそれを理解していて、
「うん、それでいいと思う。由奈さんとちゃんと話してきて」
と背中を押している。
ここに、弟の恋人の大人さが出ている。
由奈と弟の会話の場に、恋人はいる?
いない。
この時間は、
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結婚を考える理由
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不安に思っていること
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両親にどう話すつもりか
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恋人のどんなところを大切に思っているか
そういうことを、弟が率直に話す時間。
由奈もまた、
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姉として
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一人の女性として
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家族をよく知る人として
静かに聞き、時々問いかける。
由奈は、途中でこう思うはず。
(ああ……この子、本気なんだな)
そのあと、弟は恋人を実家に連れてくる?
はい。ただし、その日のうちではない。
弟はこう段取りを考えている。
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まず由奈に話す
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由奈がどう感じたかを受け取る
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両親に話すタイミングを相談する
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その上で、改めて日を決めて恋人を実家に連れてくる
つまり、
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「流れで連れてくる」ことはしない
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家族に会わせることを、ちゃんと“場”として用意する
これは弟らしい慎重さであり、誠実さ。
由奈はこの話を聞いて、
「うん、それがいいと思う」
と、迷いなく言うだろう。
由奈の立ち位置
由奈は、
-
恋人を“審査する側”にはならない
-
でも、何も言わないわけでもない
弟の話を聞いたあと、最後にこう言いそう。
「ちゃんと考えてるなら、私は応援するよ」
「でも、分からなくなったら、また話しな」
その言葉は、弟にとってかなり大きい。
まとめると
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会う場所:実家最寄り駅の落ち着いた喫茶店
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最初は姉弟二人だけ
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恋人は同席しない(あえて)
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その後すぐに実家へ連れてくることはしない
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由奈の反応を受けて、改めて場を設ける予定
とても静かで、丁寧な流れです。
I「この後、出かけて喫茶店での由奈と弟の会話を想像して書いて。文章で。結論は、由奈は弟の背中を押し、改めて弟が恋人との結婚を考えていることを両親にいつ伝えるのかが決まった。これまでの二人の設定を踏襲して考えて。」
A「じゃあ、喫茶店での姉弟の会話を、これまで積み上げた性格・距離感を踏襲して書きますね。」
静かで、決定がちゃんと残る時間として。
駅前の喫茶店は、連休の昼下がりにしては落ち着いていた。
昔から変わらない木の扉、少し低い天井。
由奈は先に来て、窓際の席でメニューを眺めていた。
「待たせた?」
声をかけられて顔を上げると、弟が立っている。
「ううん、今来たところ」
「そう」
弟は少しだけ緊張した顔で向かいに座った。
店員にコーヒーを頼み、由奈は弟の様子をさりげなく観察する。
(逃げ腰じゃないな)
それが、最初の印象だった。
しばらく他愛のない話をしてから、弟のほうが切り出す。
「……昨日の電話の続き、なんだけど」
由奈はスプーンを置き、視線を上げる。
「うん」
「結婚の話、ちゃんと考えてる」
弟は言葉を選びながらも、目を逸らさない。
「勢いとかじゃなくてさ。
一緒に暮らすこととか、仕事のこととか、親のこととか……全部」
由奈は黙って聞く。
急かさない。口を挟まない。
「不安がないわけじゃないけど、
それでも、この人とならって思ってる」
そこで少しだけ、弟の声が揺れた。
由奈は、コーヒーを一口飲んでから言う。
「ちゃんと、話し合ってる?」
「うん」
「逃げ道つくってない?」
「……つくってないと思う」
由奈は小さくうなずいた。
「それなら、いいんじゃない」
弟が、ほっと息を吐く。
「姉ちゃんがそう言ってくれると、正直助かる」
「だと思った」
由奈は少しだけ笑った。
「で、親には、いつ言うつもり?」
「そこを、相談したかった」
弟は背筋を伸ばす。
「いきなりだと母さん驚くし、
父さんも、何も準備ないと黙るから」
由奈は、少し考える。
「じゃあさ」
「うん」
「明日の夜。
夕飯のあと、落ち着いたタイミングで」
弟が目を瞬かせる。
「明日?」
「連休中だし、二人とも家にいるでしょ」
「……いる」
「今言わないと、また延びると思う」
「……確かに」
由奈は、弟の顔をまっすぐ見る。
「私も一緒にいるよ」
「え?」
「横で聞く。口は出さないけど」
弟は、少し驚いたあと、ゆっくりとうなずいた。
「……それ、心強い」
「でしょ」
由奈は、いつもの調子で言った。
「恋人のことは、
“ちゃんと考えてる相手がいる”ってところまででいい」
「名前は?」
「出さなくていい。まずは話すだけ」
弟は、しばらく黙ってから言った。
「姉ちゃん、ありがとう」
「何が?」
「ちゃんと背中押してくれてる感じがする」
由奈は少しだけ視線を外し、窓の外を見る。
「押してるっていうか……
もう、立ってるでしょ。ちゃんと」
その言葉に、弟は照れたように笑った。
コーヒーが冷め始める頃、二人は席を立つ。
店を出て、駅前の通りに並んで立ったとき、
弟がもう一度言った。
「じゃあ、明日の夜」
「うん」
由奈はうなずく。
「話したら、また連絡して」
「分かった」
別れ際、弟は少しだけ背筋を伸ばして歩き出した。
由奈はその後ろ姿を見送りながら、思う。
(ちゃんと、進んでるな)
姉として。
家族として。
そして一人の大人として。
由奈は、静かにその決断を受け止めていた。
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