OL佐藤由奈さん編_メイキング6_エピソード20、飲み会
前回は、雨の日、仕事でバタバタするエピソード。今回は由奈がOLということで、会社の飲み会に参加してもらいます。どんな飲み方をするのか、その飲み会で何が起こるのか、すべてAに考えてもらいます (人間のIがやりすぎると先入観が入り面白くないので)笑。
I「由奈を描いて。弁当を食べ終わる。おすそ分けのドーナツをもらい、ドーナツを食べる由奈。外は雨。横にコーヒー。」
I「ドーナツを食べ終わり、昼休みが終わり、仕事に戻った後の由奈のエピソードを書いて。どうやら営業部がクライアントと交渉して明日の午前中で大丈夫ということになったらしい。ところが、由奈が焦るようなことが仕事であったらしい(なんとか解決)。飲み会には影響がなく、由奈も含めて全員予定時刻から始めるようだ。エピソードを書いてみて。」
A「了解。
では、ここまでの流れ・由奈の性格・部署の立ち位置を踏まえて、
**「一瞬ヒヤッとするが、由奈の冷静さで収まる仕事上の出来事」**として描くね。」
昼休みが終わり、
給湯室から自分の席へ戻る途中、由奈はスマホをポケットにしまった。
ドーナツの甘さと、
コーヒーの苦さが、まだ口の中に残っている。
(……切り替えよう)
席に着いて、パソコンを立ち上げた直後、
社内チャットが立て続けに鳴った。
営業部からだった。
「クライアントと調整できました。
明日の午前中提出でOKです」
それを読んで、
由奈は小さく息を吐く。
(よかった……)
午前中のあの空気が、
ようやく現実的な形でほどけた。
――が、その数分後。
今度は、
システム部からの連絡が入る。
「業務フロー案の一部、
参考にしている旧仕様のバージョンが
ひとつ前のものになっていませんか?」
一瞬、胸がひやっとする。
由奈はすぐに資料を開き、
該当箇所を確認する。
……確かに、
添付されている参考図が一世代前の仕様だった。
(まずい……)
でも、それは
中身が間違っているわけではない。
由奈は落ち着いて状況を整理する。
・ロジックは最新仕様に基づいている
・図だけが、参照用として古い
・差し替えれば済む話
由奈はすぐに、
最新版の図を差し込み、
変更点を明記した補足資料を作る。
そして、
営業部・システム部の双方に送った。
「確認ありがとうございます。
図版のみ旧仕様だったため、最新版に差し替えました。
内容の変更はありません」
数分後、
システム部から返事が来る。
「了解です。こちらで確認取れました」
肩の力が、
すっと抜ける。
焦ったのはほんの数分。
でも、
もし指摘が飲み会後だったら、
夜に修正対応になっていたかもしれない。
(間に合ってよかった……)
由奈は、
背もたれに少しだけ体を預けてから、
またキーボードに指を置く。
仕事は、ちゃんと進んでいる。
そして、
その日の残りの業務は、
比較的穏やかに流れていった。
夕方、
部署内で「今日は予定通り行けそうですね」と声が上がる。
飲み会は、
予定通りの時間に開始。
由奈も、
いつも通り参加するつもりでいる。
ただ、
今日は少しだけ違った。
仕事で踏ん張った分、
気持ちの中に
ちゃんと一区切りがついている感じがあった。
(……今日は、ちゃんと終われそう)
そんなことを思いながら、
由奈は、
保存ボタンを静かに押した。
I「ここまでの経緯を踏まえて、由奈はどんなお酒を飲むと思う?お酒には飲もうと思えばのめるほうで、付き合い程度には飲むけれど積極的に自分から飲まないものとする。これまで晩酌してなかったことも踏まえ。全く飲まないというわけではないものとする。お酒が嫌いではないけど積極的に飲むほど好きではないとする。羽目を外すような飲み方をしないものとする。これから飲み会だし。予想してかいてみて文章で。」
A
「これまでの由奈の性格・生活リズム・仕事への向き合い方を踏まえると、
由奈がこの飲み会で選ぶお酒は、かなりはっきり想像できる。」
由奈は、飲み会の席に着いても、
メニューをじっと眺めるタイプではない。
誰かが言う前に、
空気を読んで一歩遅れて口を開く。
「……私、ウーロンハイで」
あるいは、
「じゃあ、レモンサワーで」
このどちらかが、いちばん自然だ。
なぜその選択か
由奈は、
-
お酒は飲める
-
味も、雰囲気も嫌いではない
-
でも「今日は飲みたいな」と自分から思うタイプではない
-
明日も仕事がある
-
今日一日は、仕事で神経を使っている
そんな状態。
だから、
-
ビールの最初の一杯は、たぶん選ばない
→ 苦手ではないけれど、「今じゃない」 -
日本酒・焼酎も選ばない
→ 酔いがはっきり出るのを避けたい -
甘いカクテルも避ける
→ 羽目を外す感じがして、由奈らしくない
結果、
薄めで、ペースを自分で調整できるお酒に落ち着く。
飲み方も、由奈らしい
-
グラスを持っても、すぐには飲まない
-
話を聞きながら、時々口をつける
-
一杯目を飲み終える頃には、
もう次を頼むかどうか迷っている
たぶん、
一杯か、多くても二杯まで。
誰かに勧められたら、
「今日はこれくらいで大丈夫です」
と、柔らかく断れる。
由奈の内側
今日の由奈は、
-
仕事で一度、嫌な空気を受け止めて
-
それをちゃんと処理して
-
明日の段取りも見えている
だから、
お酒に逃げたいわけでも、
盛り上がりたいわけでもない。
ただ、
「今日を、ちゃんと終わらせたい」
そのために、
邪魔にならない程度のお酒を選ぶ。
ウーロンハイやレモンサワーは、
由奈にとって、
-
飲み会にちゃんと参加している、という印
-
でも、自分を見失わないための距離感
そんな存在だ。
グラスの中の氷が、
静かに溶けていくのを見ながら、
由奈は、穏やかな顔で席に座っている。
——
今日の由奈には、それで十分だった。
I「飲み会でほかの社員と乾杯する由奈を描いて。由奈の手にはウーロンハイ、他の社員はビールの中ジョッキということにしよう。チェーン店の居酒屋のようだ。由奈が正面を向いている状態。他の社員はいることがわかる感じ。由奈のテーブルには6人くらい座ってて、その人たちと乾杯しようか。」
I「サラダを取り分ける由奈を描いて。他の人の分を小皿にとってるみたい。」
I「この会社の飲み会でのエピソードを考えてみて。」
A
「いいね、この流れに合う飲み会エピソードを考えてみるね。
これまでの由奈の性格・立場・その日の出来事(仕事の緊張、雨、残業、週末の約束)を踏まえた内容にするよ。」
会社の飲み会でのエピソード
その日の飲み会は、駅前のよく使うチェーンの居酒屋だった。
理由は特に特別なものではなく、「雨だし、今日はみんな疲れてるから近場で」という、いつもの流れだ。
由奈はウーロンハイを手に、最初の乾杯だけ参加する。
周りはビールが多く、グラスの音が軽く重なった。
「今日バタバタだったよね」
誰かがそう言うと、自然と昼間のドタバタの話題になる。
由奈の部署が担当していた案件は、
営業部から急に「明日の午前中に使うかもしれない資料を念のため用意してほしい」と言われ、
一時は「今夜中に全部差し替えか?」という空気になった。
結局、クライアント側の都合で
「明日の午前で大丈夫」という連絡が入り、事なきを得たのだが、
その間、由奈はかなり神経を使っていた。
「佐藤さんが冷静に整理してくれたから助かりました」
後輩がそう言うと、由奈は少し照れたように笑う。
「いや、私も正直ちょっと焦ったよ」
声は穏やかだけど、本音だった。
自分のミスではない、誰かを責める話でもない。
それでも「自分が止めなきゃ」という立場の重さが、今日はいつもより堪えた。
料理が運ばれ、由奈は自然にサラダを取り分ける。
こういう場で、無意識に動いてしまう自分に、少し苦笑いする。
飲み会の話題は、仕事から、天気の話、連休の話へと移っていく。
誰かが「シルバーウィーク何してた?」と聞くと、
由奈は実家に帰ったことだけをさらっと話した。
深い話はしない。
喫茶店のことも、高橋のことも、胸の中にしまったまま。
ただ、不思議と今日は、無理に笑わなくてもよかった。
お酒の力ではなく、
「今日はちゃんと一日を終えた」という感覚が、少しだけ肩の力を抜かせていた。
二杯目は頼まず、ウーロンハイをゆっくり飲み切る。
時計を見ると、まだ解散には早いけれど、
由奈は「今日はこの辺で」と立ち上がる。
「お疲れさまでした」
その言葉は、仕事にも、今日一日にも向けられていた。
外に出ると、雨は少し弱くなっていた。
由奈は傘を差しながら、
また明日からの日常に戻る準備を、静かに整えていく。
もしよければ次は
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飲み会の帰り道での由奈の気持ち
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家に帰って一人になった瞬間
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高橋恒一との約束を思い出す夜
このあたりも自然につなげられるよ。
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