橘美月シリーズに出てくるキャラクターの外伝、ハイスぺ男性に愛されたい佐伯彩乃さんのエピソードです。時系列として、今回のエピソードはどこに当たるのかを本編で表します。ハイスぺ男性鏡さんと3回目のデート&体の関係を終えた後のエピソードです。
時系列
- 25話_女子会@凜という名前を聞いて、 篠崎さんは泣き崩れたそうです。 (ここから)
- 26話_女子会@木曜・広島:再会編、窓越しに見る“知っている人の動き”
- 27話_女子会@「……会えた」それだけ。 (ここまでの間)
美月三面図など:キャラデザイン/ 「A」と「I」のふしぎな雑談ほか
I「デパートのテナントに入っている婦人服売り場で働く彩乃 (大学生アルバイト) を描いて」
I「四回目に入る前に、デパートの彩乃のバイトを挟もう。そこで熟年夫婦(林田さん)に先輩が接客し、彩乃もサポートして会話する。この林田さんは地域でも有名な経営者(中小企業、近畿圏で展開し、支店も複数)の方で、デパートの常連、外商を呼ぶような人で、このデパートを長年懇意にしている人にしよう。長年連れ添うおしどり夫婦のような感じで、二人とも美男美女というわけではない、外見は普通~不細工よりで、外見からは二人ともハイスぺにはみえない。でもお互い尊重していて愛し合っている関係、雰囲気は二人とも穏やかで親切、二人とも腰も曲がらず元気な60代前半、子供あり(独身の息子、既婚者の娘)。四回目のデートの二日前に彩乃がこの夫婦をみて何を思うか、かいてみよう。そして、この日に四回目予定の彼 (鏡さん) とラインでやり取りするか、するとしたらどんな会話をするのかを書いてみて。」
A
いいね。このシーンは彩乃の価値観に小さなヒビが入る伏線になる。
まだ気づかない。でも記憶に残る。そんなトーンで書いてみる。
デパートのバイトの日
(三回目のデートから数日後)
彩乃は百貨店の婦人服売り場に立っている。
平日の昼。
人はまばら。
先輩が声をかける。
「彩乃、ちょっと手伝って」
振り向くと、
常連の夫婦。
林田夫妻
60代前半。
派手さはない。
服も普通。
顔立ちも特別整っているわけではない。
むしろ、
どこにでもいそうな夫婦。
でも
空気が違う。
穏やか。
落ち着いている。
二人ともよく笑う。
先輩が丁寧に挨拶する。
「林田さん、いらっしゃいませ」
彩乃は少し驚く。
(林田さんって…)
先輩が小声で言う。
「この店の大常連」
「外商も来る人」
つまり
お金持ち。
でも
見た目は全然そう見えない。
接客
奥様がワンピースを見ている。
彩乃がサイズを用意する。
奥様
「ありがとうね」
声が優しい。
旦那さんが笑う。
「この人、服好きでね」
奥様
「あなたが付き合わされてるだけでしょ」
旦那さん
「いや、見てるの楽しいよ」
自然。
作った感じがない。
彩乃は少し不思議に思う。
(仲いいな…)
奥様が試着する。
カーテンが開く。
旦那さんが見る。
少し目を細める。
「いいやん」
奥様
「ほんと?」
「似合ってるよ」
その言い方。
さらっと。
でも
本気。
彩乃はその空気を見ている。
(この人…)
(この人が経営者?)
先輩が後で教える。
「林田さんの会社、結構大きいよ」
「近畿で何店舗もある」
彩乃は少し驚く。
(へぇ…)
でも
彩乃の頭の中には
別の男性が浮かぶ。
190cmの経営者。
かっこいい。
余裕。
スマート。
林田さんを見る。
少し太っている。
普通のおじさん。
彩乃の心の中
(全然タイプじゃない)
でも
その時、
奥様が笑う。
旦那さんを見る。
旦那さんも笑う。
空気が柔らかい。
彩乃は一瞬だけ思う。
(こういうのも…)
でもすぐ打ち消す。
(いや)
(まだ若いし)
その考えは
すぐ流れていく。
夜
バイトが終わる。
帰り道。
スマホが鳴る。
彼からLINE。
彼
「仕事終わった?」
彩乃
「今終わりました」
彼
「偉いな」
「デパート大変そう」
彩乃
「慣れてきました」
既読。
少しして返信。
彼
「木曜楽しみにしてる」
この一言。
彩乃の胸が少し温かくなる。
彩乃
「私もです」
少し沈黙。
彩乃はスマホを見ている。
彼
「仕事忙しい?」
彩乃
「今日はそんなに」
彼
「じゃあ今度ゆっくり話そう」
この言葉。
彩乃は嬉しい。
でも同時に
少し思う。
(この人)
(どこまで本気なんだろ)
でも
その不安より
期待の方が大きい。
彩乃はスマホを閉じる。
ベッドに座る。
頭の中に
二つの顔が浮かぶ。
林田さん。
そして
鏡さん。
彩乃は小さく笑う。
(全然違う)
そして
思う。
(やっぱり…)
(私はこっちかな)
四回目のデートまで
あと二日。
この四回目、
実は
かなり大きな転機になりやすい回。
この男、
四回目で
彩乃の価値観を少し揺らす言葉を言う可能性が高い。
しかも
悪気なく。
もしよければ次、
**四回目のデート(かなりリアルな温度差)**を書ける。
I「良いね。次は四回目のデートにいくまえに週一のゼミを挟もう(男性を鏡さんとしよう)。そこで、彩乃に好意のありそうな男性が彩乃にアプローチをするが、恋愛相手としては眼中にない対応をする(見た目もタイプではない、普通の大学生的な男性)。そして大学一人、帰りに一人と男性に声をかけられるが、応じず。この日、鏡さんとの四回目デートについて、彩乃がどう思ってるかとか、どんな準備するかとか、そういうのを入れてみて。」
A
いい流れ。
この回は **彩乃の現在地(ハイスペ志向・選ばれることへの意識)**がよく出る。
ゼミの空気 → 普通の男性 → 鏡さんとの対比、という構図で書いてみる。
ゼミの日
(四回目デートの前日)
午後。
大学のゼミ室。
十数人ほどの学生が集まっている。
彩乃は窓際の席。
ノートを開いているけど、
頭の半分は別のことを考えている。
彩乃の頭の中
(明日か…)
鏡さんとの四回目のデート。
ホテルのレストラン。
夜景。
この前の夜。
バー。
触れられた手。
思い出して
少しだけ頬が熱くなる。
(どういう感じで行こう)
服どうしよう。
- ワンピース?
- 今日のミントのブラウス?
(大人っぽい方がいいかな)
ゼミの教授の声が聞こえる。
でも内容はあまり頭に入らない。
鏡さんのことを考える
(鏡さんって…)
- 190cm
- スポーツしてた
- 経営者
- 年収すごい
- 余裕ある
彩乃の心の中。
(やっぱりすごいよな)
でも
少しだけ思う。
(私…どう思われてるんだろ)
その考えを
すぐ止める。
(いや)
(考えても仕方ない)
ゼミ終了
学生がばらばらに立つ。
その中で
一人の男子が近づいてくる。
同じゼミの男子。
名前は田口。
普通の大学生。
背も普通。
服も普通。
顔も普通。
田口
「彩乃」
彩乃
「うん?」
田口
「このあと時間ある?」
彩乃は少しだけ間を置く。
(あ…)
(そういう感じか)
彩乃
「今日はちょっと…」
軽く笑う。
「バイトあるから」
嘘ではない。
でも
本当でもない。
田口
「あ、そっか」
少し残念そう。
「また今度」
彩乃
「うん」
笑う。
でも
それ以上会話は続けない。
彩乃の内心
(悪い人じゃないけど…)
(全然違う)
頭に浮かぶのは
鏡さん。
大学の帰り
夕方。
彩乃は一人で歩く。
駅へ向かう道。
後ろから声。
「すみません」
振り向く。
知らない男。
大学生っぽい。
男
「よかったら今度ご飯でも…」
ナンパ。
彩乃は軽く首を振る。
「すみません」
すぐ歩く。
男
「あ、すみません」
それで終わる。
彩乃の頭の中
(今日は多いな…)
でも
特別嬉しいわけでもない。
(全然違う)
頭の中に
鏡さんが浮かぶ。
(やっぱり…)
(あの人だよな)
夜
家に帰る。
クローゼットを開く。
服を見る。
候補
- 黒ワンピース
- ミントブラウス
- ベージュスカート
鏡を見る。
少し考える。
(頑張りすぎも嫌)
(でも手抜きも嫌)
結局
少し大人っぽい服を選ぶ。
メイクも少し考える。
(いつもよりちゃんとしよう)
スマホを見る。
LINE。
鏡さんとのトーク。
少しだけスクロールする。
この前の
「似合ってる」
のメッセージ。
彩乃の胸
少し温かくなる。
(明日どうなるんだろ)
ベッドに座る。
少しだけ
不安。
でも
それ以上に
期待。
四回目のデートまで
あと一日。
この四回目、
実はこの男が
彩乃にかなり核心的な質問をする可能性が高い。
しかも
軽い会話の中で。
そしてそれが
彩乃の気持ちを
さらに動かす。
もしよければ次、
**四回目のデート(かなりリアルな心理戦)**を書いていこう。
次回:
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