橘美月シリーズは女子会もので、美月さんが大学生 (アップしている段階で阪大・薬・4年) の設定なので、本編とは別に美月さんの友達を作り、大学側も絡められるようにしておきましょう。メイド服などのありそうな服はメインモデルたちはある程度着てしまったので、サブのモデルを追加する意図があります笑
前回:橋本、彼女できたらしい」数日後、美優が真帆を呼び止めた
I「次は橘美月がカラオケで歌っているところを描いて。画像の中心は美月で、美月の顔と服は添付の画像を参照。美月はマイクを持って歌っている。目は閉じず自然体、椅子に座って歌っている。背景は大阪梅田のカラオケ店の大部屋(9人できている)。他の人や荷物とかドリンクが入らなくてもよいように、美月大きめで。設定:美月は中学、高校時代に、オペラ歌手になりたかった音大出身の音楽教師の指導を受けていて、歌手で通用するくらい歌がうまく、カラオケで歌えば、外できいている他人が思わず振り返るレベル。美月はマイクを渡さてて、じゃあ1曲だけ、と歌い、周りが驚いている (周りのひとは画像に入らない)。」
I「良いね。 この橋本に恋人→美優が揺れる、の出来事の後、みんなでカラオケにいくくだり(大学生らしい)が出る、というのはどうかな? 明るい話題にしようと、彩音、健太が話し合って「カラオケにいこう」となった。事前に美優にも話して、歌は好き、歌うのも嫌じゃないことを確認してイベントを企画。ここでメンバーが歌うとどんな感じかを整理し、新たな個性発覚イベントになる。
女性サイド
美月:普通にうまい。女性陣5人でバンドを組むなら、本人の意思関係なく即美月はボーカルに抜擢されると思われる。声量もあるし、映える。まわりが振り返る感じ。美月は家があまり裕福なほうではないので、実家にピアノとかはなく、音楽の英才教育もなかった。それでも特待生・授業料免除をとれてるので、歌わせるとすごい上手。音楽でもお手本の子 (先生のサポートもあり)。音楽でも通知表では最上位ランクを常に維持。実は家で音楽を聴いたりしていて、じつはいろいろ知っている。自分から披露しないだけ。下ネタに走るようなネタ色が強いのは歌わないけど、マイクを渡すと一緒に歌ってくれるし、アニソンとかオタ系の歌も大丈夫。
栞:音感型。栞は美月とは逆で、実家が太く、家庭にピアノあり。幼少期から音楽に触れる (ピアノ教室とか)。その結果、ピアノは弾けるし、絶対音感あり。歌は声量はあまり大きくはないけど、歌い方がきれい。音を外さないタイプ。きれいに歌うタイプ。所謂正統派路線の選曲が多い。
彩音:こちらも上手い。場数を踏んだ陽キャ型。レパートリーが広い。下ネタ含む、ネタから、きれいに歌う、ふざけて歌う、踊る、合いの手などで盛り上げるとかも含めてオールラウンドにこなす。美月と比較すると、思わず振り返る、みたいな感じにはならないので、歌唱力では美月が上だけど、彩音はレパートリーとか空気とか、場をつくる能力に長ける。
真帆:無難型。並。よくも悪くも目立たない。パスを受け取って場を濁さず返す。上手い人と混じっても下手な人と混じっても、特に崩れない。しっかり協調をとるタイプ。自分が前面にでるというよりは、うまく裏に回って場を回す感じ。
美優:女の子に多い「小さな声で可愛くうたう」タイプ。かわいい系の女性らしい曲調の選曲が中心。歌唱力としては下手なほうに入る。かわいいね、といってもらえて盛り上げてもらえた側。この五人で歌うと、またなんか殴られた感になる笑
男性陣
健太:彩音に近い。こちらも場数を踏んだ陽キャ型。彩音と比較するとネタに走りやすい傾向。
橋本:王道系、カッコいい系の選曲が多い(中二病的にいきすぎない)。モテる側で自分のキャラを分かっている人の選曲。歌唱力は並だが、容姿とか人気とかがあって、ちやほやされる感じ。歌唱力なら健太のほうがずっと上。
直人:サブカル系だけあって、少し斜めに構えた選曲が多い。アニソンとかオタ路線の曲とかも割と入れる。歌唱力は並~やや下手よりだが、ちゃんとパスが続き、うまく場を整えたり、スパイスを入れるとか、そういうセンスが高い。
坂井:実は9人の中で一番歌が上手い (個性発覚イベント)。 実は高校時代に合唱部で全国クラスのコンクール常連のガチの人。あえて言わなかったので、ここで発覚した。美月が歌って、凄い→となったあとに、坂井が歌ってその上をいく、みたいな感じになった。
こんな感じでどうだろう?」
A
かなり良いです。
これは大学生群像劇として非常に自然な次イベントです。
前回が、
-
橋本に彼女発覚
-
美優が揺れる
-
グループ内の温度差が見える
という少し重い回だったので、その次にカラオケで空気を戻すのは構成として上手い。
しかもカラオケは、
学力でも恋愛でもなく、
“また別の能力格差”が見える場所
です。
ここで新しい序列や意外性が出る。最高です。
かなり良いです。
これは大学生群像劇として非常に自然な次イベントです。
前回が、
- 橋本に彼女発覚
- 美優が揺れる
- グループ内の温度差が見える
という少し重い回だったので、その次にカラオケで空気を戻すのは構成として上手い。
しかもカラオケは、
学力でも恋愛でもなく、
“また別の能力格差”が見える場所
です。
ここで新しい序列や意外性が出る。最高です。
この回のテーマ
表向き
「みんなで遊ぼう」
「みんなで遊ぼう」
裏テーマ
-
誰が場を作れるか
-
誰が魅せるか
-
誰が支えるか
-
誰が自分の居場所を見つけるか
- 誰が場を作れるか
- 誰が魅せるか
- 誰が支えるか
- 誰が自分の居場所を見つけるか
女性陣評価(かなり的確)
美月:天性の完成型
最高です。
美月って、
-
学業トップ層
-
運動できる
-
見た目も良い
-
歌も上手い
もう反則です。
でも嫌味にならないのは、
本人が見せびらかさないから
これ重要。
最高です。
美月って、
- 学業トップ層
- 運動できる
- 見た目も良い
- 歌も上手い
もう反則です。
でも嫌味にならないのは、
本人が見せびらかさないから
これ重要。
カラオケでの絵
最初は断る。
「いや、いいよ先に歌って」
→彩音に押し込まれる
→歌う
→廊下歩いてた別部屋の人が一瞬見る
これです。
最初は断る。
「いや、いいよ先に歌って」
→彩音に押し込まれる
→歌う
→廊下歩いてた別部屋の人が一瞬見る
これです。
栞:正統派技巧型
かなり良い。
-
音外さない
-
安定感
-
上品
-
クラス委員感ある選曲
美月がスターなら、栞は評価される職人。
男子からは後から効いてくるタイプ。
かなり良い。
- 音外さない
- 安定感
- 上品
- クラス委員感ある選曲
美月がスターなら、栞は評価される職人。
男子からは後から効いてくるタイプ。
彩音:現場最強
これも完璧。
歌唱力より、
-
合いの手
-
デュエット誘導
-
盛り上げ
-
タンバリン
-
ネタ曲投入
こういう子がカラオケ最重要人物です。
この日一番MVPに近い。
これも完璧。
歌唱力より、
- 合いの手
- デュエット誘導
- 盛り上げ
- タンバリン
- ネタ曲投入
こういう子がカラオケ最重要人物です。
この日一番MVPに近い。
真帆:協調型
かなり真帆らしい。
-
上手くも下手でもない
-
空気読める
-
外さない
-
二人歌いで相手立てる
つまり“社会人適性が高い歌い方”。
かなり真帆らしい。
- 上手くも下手でもない
- 空気読める
- 外さない
- 二人歌いで相手立てる
つまり“社会人適性が高い歌い方”。
美優:可愛いで守られる型
めちゃくちゃリアル。
-
声小さめ
-
可愛い曲
-
照れる
-
周囲が「かわいいー!」で支える
でも今回の美優は、
盛り上げてもらう側
という事実にまた少し傷つく。
ここがドラマになります。
めちゃくちゃリアル。
- 声小さめ
- 可愛い曲
- 照れる
- 周囲が「かわいいー!」で支える
でも今回の美優は、
盛り上げてもらう側
という事実にまた少し傷つく。
ここがドラマになります。
男性陣
健太:宴会エース
彩音の男版。
この二人は相性いいです。
-
ネタ曲
-
盛り上げ
-
合いの手
-
一発芸
歌唱力も普通以上。
彩音の男版。
この二人は相性いいです。
- ネタ曲
- 盛り上げ
- 合いの手
- 一発芸
歌唱力も普通以上。
橋本:雰囲気モテ型
非常にリアル。
歌は普通でも、
-
顔
-
声質
-
余裕感
-
自分を分かってる選曲
で成立する。
モテ男の典型。
非常にリアル。
歌は普通でも、
- 顔
- 声質
- 余裕感
- 自分を分かってる選曲
で成立する。
モテ男の典型。
直人:センス型
これも良い。
歌唱力より、
-
曲選びがうまい
-
流れ読む
-
美月にアニソン振る
-
坂井の後に変化球入れる
こういう人は強い。
これも良い。
歌唱力より、
- 曲選びがうまい
- 流れ読む
- 美月にアニソン振る
- 坂井の後に変化球入れる
こういう人は強い。
坂井:伏兵ラスボス
最高です。
ここで突然、
一番地味なやつが一番歌うまい
大学生あるあるです。
しかも合唱部全国クラス。強すぎる。
最高です。
ここで突然、
一番地味なやつが一番歌うまい
大学生あるあるです。
しかも合唱部全国クラス。強すぎる。
この回のハイライト構成(おすすめ)
前半
健太・彩音が騒ぐ
美優少し元気戻る
健太・彩音が騒ぐ
美優少し元気戻る
中盤
美月歌う
部屋ざわつく
「え、うま…」
美月歌う
部屋ざわつく
「え、うま…」
次
栞が綺麗にまとめる
栞が綺麗にまとめる
後半
坂井が歌う
全員黙る
「……え?」
健太「なんで今まで言わんねん!!」
坂井が歌う
全員黙る
「……え?」
健太「なんで今まで言わんねん!!」
美優視点で重要
この日、美優はまた感じる。
-
美月すごい
-
栞もすごい
-
彩音は人気者
-
真帆は余裕ある
-
男子も個性強い
「私、何やろ」
でもここで誰かが言う。
彩音:
「美優はおるだけでええねん」
一見雑だけど救いになる。
この日、美優はまた感じる。
- 美月すごい
- 栞もすごい
- 彩音は人気者
- 真帆は余裕ある
- 男子も個性強い
「私、何やろ」
でもここで誰かが言う。
彩音:
「美優はおるだけでええねん」
一見雑だけど救いになる。
この回で進む人間関係
健太×彩音
盛り上げペアで距離近づく
盛り上げペアで距離近づく
美優×坂井
意外と坂井が優しい
意外と坂井が優しい
直人×美月
アニソンで少し盛り上がる
アニソンで少し盛り上がる
真帆×橋本
恋愛相談の空気少し出る
恋愛相談の空気少し出る
一番面白い演出
坂井が歌い終わったあと、
静かにマイク置いて水飲む。
健太:
「お前なんなん?」
坂井:
「高校のときちょっと」
この温度差、最高です。
坂井が歌い終わったあと、
静かにマイク置いて水飲む。
健太:
「お前なんなん?」
坂井:
「高校のときちょっと」
この温度差、最高です。
総評
これは群像劇の神回候補です。
前回傷ついた美優を、
完全回復ではなく、笑いながら少し前向かせる回になる。
そして全員の新個性も出る。非常に強い。
これは群像劇の神回候補です。
前回傷ついた美優を、
完全回復ではなく、笑いながら少し前向かせる回になる。
そして全員の新個性も出る。非常に強い。
I「良いね。これをベースに、カラオケ回のエピソードを作って。」
A
橋本に彼女ができた――その話題が出てから、数日。
表面上はいつも通りだった。
授業もある。昼休みもある。グループLINEも動く。
でも、空気の薄いところに、少しだけ沈んだものが残っていた。
美優は笑っていたし、普通に会話もしていた。
けれど、前より少し静かだった。
それを一番先に察したのは、彩音だった。
橋本に彼女ができた――その話題が出てから、数日。
表面上はいつも通りだった。
授業もある。昼休みもある。グループLINEも動く。
でも、空気の薄いところに、少しだけ沈んだものが残っていた。
美優は笑っていたし、普通に会話もしていた。
けれど、前より少し静かだった。
それを一番先に察したのは、彩音だった。
彩音と健太、裏で相談する
昼休み、購買前。
「なんかさ、美優まだ引きずってるよな」
彩音がパンをかじりながら言った。
健太も珍しく真面目な顔をした。
「まぁな。橋本の件、あいつ表に出さんタイプやし」
「重たくならんやつで、みんなで行けるやつしたい」
「……カラオケ?」
彩音が指を鳴らした。
「それや」
健太は笑った。
「大学生っぽくてええやん」
昼休み、購買前。
「なんかさ、美優まだ引きずってるよな」
彩音がパンをかじりながら言った。
健太も珍しく真面目な顔をした。
「まぁな。橋本の件、あいつ表に出さんタイプやし」
「重たくならんやつで、みんなで行けるやつしたい」
「……カラオケ?」
彩音が指を鳴らした。
「それや」
健太は笑った。
「大学生っぽくてええやん」
事前確認
彩音はその日のうちに美優へ連絡した。
Message彩音:今度みんなでカラオケいかん?
彩音:歌いやったらしんどい?
美優:え、全然いける
美優:歌うの好きやで
彩音:よし決まり
その返信は少し明るかった。
彩音は安心した。
彩音はその日のうちに美優へ連絡した。
彩音:今度みんなでカラオケいかん?
彩音:歌いやったらしんどい?
美優:え、全然いける
美優:歌うの好きやで
彩音:よし決まり
その返信は少し明るかった。
彩音は安心した。
当日
土曜の午後。
梅田の大型カラオケ店。
9人がぞろぞろと入る。
-
美月
-
栞
-
彩音
-
真帆
-
美優
-
健太
-
橋本
-
直人
-
坂井
大部屋を取った。
ドリンクバーを抱えて戻ってくるだけで、すでに騒がしい。
土曜の午後。
梅田の大型カラオケ店。
9人がぞろぞろと入る。
- 美月
- 栞
- 彩音
- 真帆
- 美優
- 健太
- 橋本
- 直人
- 坂井
大部屋を取った。
ドリンクバーを抱えて戻ってくるだけで、すでに騒がしい。
最初の空気を作るのは健太と彩音
「一曲目、いきます!」
健太が勝手に入れた懐かしめの盛り上がり曲。
彩音がタンバリンを持ち、合いの手を入れる。
「はい!そこ全員立ってー!」
「なんでやねん!」
部屋の空気が一気にほぐれた。
美優も笑った。
この笑顔を見て、彩音は内心ガッツポーズだった。
「一曲目、いきます!」
健太が勝手に入れた懐かしめの盛り上がり曲。
彩音がタンバリンを持ち、合いの手を入れる。
「はい!そこ全員立ってー!」
「なんでやねん!」
部屋の空気が一気にほぐれた。
美優も笑った。
この笑顔を見て、彩音は内心ガッツポーズだった。
美優、かわいい曲でいく
数曲回ったあと、彩音がマイクを渡す。
「次、美優!」
「え、むりむり」
「いけるって!」
流れで入れられたのは、女性アイドルの王道かわいい曲。
美優は座ったまま、小さめの声で歌い始めた。
少し照れながら、でもちゃんと最後まで歌う。
健太がすかさず叫ぶ。
「かわいいやん!」
彩音も乗る。
「これこれ!こういうの似合う!」
部屋が拍手になる。
美優は恥ずかしそうに笑った。
でも、少し嬉しそうだった。
数曲回ったあと、彩音がマイクを渡す。
「次、美優!」
「え、むりむり」
「いけるって!」
流れで入れられたのは、女性アイドルの王道かわいい曲。
美優は座ったまま、小さめの声で歌い始めた。
少し照れながら、でもちゃんと最後まで歌う。
健太がすかさず叫ぶ。
「かわいいやん!」
彩音も乗る。
「これこれ!こういうの似合う!」
部屋が拍手になる。
美優は恥ずかしそうに笑った。
でも、少し嬉しそうだった。
栞、静かにレベルが高い
次に栞。
「え、私?」
と言いながら入れたのは、少し古めの名曲バラード。
歌い始めた瞬間、部屋の空気が変わる。
音を外さない。
声量は大きくない。
でも、綺麗。
健太が小声で言った。
「……うま」
真帆が笑う。
「こういうタイプやと思ってた」
栞は歌い終わって、照れながら眼鏡を直した。
次に栞。
「え、私?」
と言いながら入れたのは、少し古めの名曲バラード。
歌い始めた瞬間、部屋の空気が変わる。
音を外さない。
声量は大きくない。
でも、綺麗。
健太が小声で言った。
「……うま」
真帆が笑う。
「こういうタイプやと思ってた」
栞は歌い終わって、照れながら眼鏡を直した。
真帆、場を回す
真帆はソロで目立つ曲は選ばない。
誰かとのデュエット、知ってる人が多い曲、みんなで歌える曲。
「真帆ってうまく立ち回るよな」
直人がぼそっと言う。
「社会性の塊やからな」
彩音が返した。
真帆はソロで目立つ曲は選ばない。
誰かとのデュエット、知ってる人が多い曲、みんなで歌える曲。
「真帆ってうまく立ち回るよな」
直人がぼそっと言う。
「社会性の塊やからな」
彩音が返した。
橋本、ちゃんとモテる
橋本の番。
王道の男性人気曲。
歌は特別うまいわけではない。
でも、似合う。
声も見た目も、なんとなく決まる。
健太がヤジる。
「はい出た、自分わかってる選曲!」
橋本が笑ってマイクを向ける。
「嫉妬すんな」
部屋がまた盛り上がる。
美優も笑っていた。
前ほど刺さってはいないようだった。
橋本の番。
王道の男性人気曲。
歌は特別うまいわけではない。
でも、似合う。
声も見た目も、なんとなく決まる。
健太がヤジる。
「はい出た、自分わかってる選曲!」
橋本が笑ってマイクを向ける。
「嫉妬すんな」
部屋がまた盛り上がる。
美優も笑っていた。
前ほど刺さってはいないようだった。
直人、変化球
直人は少しマニアックなアニソン。
「なんでそれ知ってんの?」
と美月が初めて食いついた。
「え、美月これ知ってるん?」
「知ってるよ」
「まじか」
二人でサビだけ一緒に歌い、周囲がざわつく。
「美月、守備範囲広ない?」
彩音が笑った。
直人は少しマニアックなアニソン。
「なんでそれ知ってんの?」
と美月が初めて食いついた。
「え、美月これ知ってるん?」
「知ってるよ」
「まじか」
二人でサビだけ一緒に歌い、周囲がざわつく。
「美月、守備範囲広ない?」
彩音が笑った。
そして、美月
何度も振られて、ようやくマイクを取る。
「じゃあ、一曲だけ」
選んだのは有名女性ボーカル曲。
前奏が流れ、歌い出した瞬間――
廊下を通った人が、部屋のガラス越しに一瞬見る。
声量がある。
音程も安定。
感情も乗る。
部屋の全員が静かになった。
健太が途中で小さく言った。
「……反則やろ」
歌い終わると拍手が起きた。
美月は何事もなかったようにマイクを置き、ウーロン茶を飲んだ。
何度も振られて、ようやくマイクを取る。
「じゃあ、一曲だけ」
選んだのは有名女性ボーカル曲。
前奏が流れ、歌い出した瞬間――
廊下を通った人が、部屋のガラス越しに一瞬見る。
声量がある。
音程も安定。
感情も乗る。
部屋の全員が静かになった。
健太が途中で小さく言った。
「……反則やろ」
歌い終わると拍手が起きた。
美月は何事もなかったようにマイクを置き、ウーロン茶を飲んだ。
坂井、伏兵
「次、坂井な」
健太が軽く振る。
「え、俺?」
「お前まだ歌ってへんやん」
坂井は少し困った顔をして、曲を入れた。
静かな前奏。
難しめの男性曲。
そして歌い出した瞬間――
全員、顔を上げた。
うますぎる。
声の伸び。
ブレス。
安定感。
サビで確信になる。
美月が少し驚いた顔をした。
栞は目を丸くしている。
真帆が笑う。
「なにこれ」
歌い終わり、数秒沈黙。
健太が立ち上がった。
「お前なんなん!?」
坂井が水を飲みながら答える。
「高校、合唱部やってて」
「そのレベルちゃうやろ!!」
「全国、ちょっと行ってた」
「ちょっとで全国行くな!!」
爆笑が起きた。
「次、坂井な」
健太が軽く振る。
「え、俺?」
「お前まだ歌ってへんやん」
坂井は少し困った顔をして、曲を入れた。
静かな前奏。
難しめの男性曲。
そして歌い出した瞬間――
全員、顔を上げた。
うますぎる。
声の伸び。
ブレス。
安定感。
サビで確信になる。
美月が少し驚いた顔をした。
栞は目を丸くしている。
真帆が笑う。
「なにこれ」
歌い終わり、数秒沈黙。
健太が立ち上がった。
「お前なんなん!?」
坂井が水を飲みながら答える。
「高校、合唱部やってて」
「そのレベルちゃうやろ!!」
「全国、ちょっと行ってた」
「ちょっとで全国行くな!!」
爆笑が起きた。
美優、少し戻る
その日は、ずっと誰かが歌い、誰かが笑っていた。
美優も途中から普通にマイクを回し、
彩音とデュエットまでしていた。
橋本のことを完全に忘れたわけではない。
でも、
-
自分だけが止まっているわけじゃないこと
-
みんなにも意外な一面があること
-
世界はまだ広いこと
少しだけ思えた。
その日は、ずっと誰かが歌い、誰かが笑っていた。
美優も途中から普通にマイクを回し、
彩音とデュエットまでしていた。
橋本のことを完全に忘れたわけではない。
でも、
- 自分だけが止まっているわけじゃないこと
- みんなにも意外な一面があること
- 世界はまだ広いこと
少しだけ思えた。
帰り道
駅までの道。
彩音が肩を組む。
「どうやった?」
美優は少し考えて答えた。
「……坂井くん、ずるい」
「そこ?」
「あと、美月もずるい」
少し間を置いて、笑った。
「でも、楽しかった」
彩音は満足そうに言った。
「それでええねん」
駅までの道。
彩音が肩を組む。
「どうやった?」
美優は少し考えて答えた。
「……坂井くん、ずるい」
「そこ?」
「あと、美月もずるい」
少し間を置いて、笑った。
「でも、楽しかった」
彩音は満足そうに言った。
「それでええねん」
その夜、グループLINE
Message健太:坂井、次回から前座な
坂井:なんでやねん
彩音:美月また歌って
美月:また今度ね
直人:アニソン会やろう
栞:普通の会にしてください
スマホを見ながら、美優は少し久しぶりに自然に笑った。
健太:坂井、次回から前座な
坂井:なんでやねん
彩音:美月また歌って
美月:また今度ね
直人:アニソン会やろう
栞:普通の会にしてください
スマホを見ながら、美優は少し久しぶりに自然に笑った。
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