橘美月さん23女子会@でも、美月は止まらない。 「実は、一緒にいる友人が、篠崎さんがご自身の父親かもしれないと感じています」

橘美月さんは私のもっている写真に投入していきます。美月の造形としては、由奈とかとは作り方が逆で、写真の中に投入することで、個性を作ってくことにしましょう。前に美月の友達として、中西ひなたをつくり、美月と女子会をさせることに。女子会には大人な立場でみれる人もいるほうがバランスが良いだろうということで美月らの先輩として「相馬遥」を登場させました。ひなたの読モ時代の先輩の篠崎凛と繋がり、美月、ひなた、凛で美月で会う流れになった後、三人で美月の地元広島に向かい、美月の実家に三人で宿泊した続き、カフェで三人の会話。

前回:女子会@二人の変化~ひなた、逃げずに一人に向き合う。凜、支える恋愛を否定し始める。、美月三面図など:キャラデザイン「A」と「I」のふしぎな雑談ほか

I「この画像の女性を美月と置換して

I「良いね。ここで、ランの引き取り先が判明。大野、濱田、阿部全員と面識のある、後輩の淵本(男、現東大理三、大学1年)の実家に引き取られたことが判明、三人それぞれから似たようなタイミングで共有された。淵本は篠崎さんと、特によくかかわっていた学生の一人で、実家では複数の猫が飼われていたらしい。なお、淵本と美月は面識がない。

A

いいね。
これは物語が「偶然」から「縁」に変わる瞬間。


☕ カフェ・午後

三人で会計を済ませる直前。

それぞれのスマホがほぼ同時に震える。

まず美月。

📩 大野
「ランの件、分かった」

続いて凜。

📩 濱田
「猫の引き取り先、判明」

そしてひなた。

📩 阿部
「後輩に確認とれた」

三人、顔を見合わせる。

「え?」

一斉に開く。

内容はほぼ同じ。


ランは
後輩の淵本の実家に引き取られたらしい。
東大理三の淵本。
篠崎さんとよく話してた学生の一人。
実家は昔から猫複数飼い。


空気が少し変わる。

凜がゆっくり言う。

「……理三?」

ひなた:

「スペック高」

美月:

「存じ上げません」

凜はその情報よりも別の部分に反応している。

「篠崎さんと“よく話してた”」

そこ。

そこが刺さる。


🧠 凜の中

・校内でよく話していた学生
・猫好き
・ランを託せるほど信頼
・体調崩す直前

つまり、

篠崎さんは消えていない。

ちゃんと“繋いで”いる。

ランを。

誰かに。

凜の胸が少しだけ締まる。

蒸発した父は、何も残さなかった。

でも篠崎さんは、残している。

違い。

そこに少しだけ希望が混ざる。


ひなたが言う。

「会える?」

美月:

「後輩ですし、連絡は取れるかと」

凜は少し考える。

「会うなら」

一拍。

「猫に会う感じで行きたい」

ひなた:

「父じゃなくて?」

凜:

「うん」

「今は」

この“今は”が大事。

凜は前みたいに突っ走らない。

確認する。

段階を踏む。

変わっている。


📱 美月が大野に返信

「淵本さんに連絡可能?」

すぐに返ってくる。

「大丈夫。事情はぼかすけど、猫に会いに来たいって伝える?」

凜を見る。

美月は凜に確認する目。

凜は少しだけ息を吸う。

「……うん」

「ランに会いたい」

父に会いたい、ではない。

猫に。

この距離感が今の凜。


ひなたがニヤつく。

「東大理三、どう?」

凜:

「何が」

ひなた:

「新規候補」

凜:

「やめろ」

でも完全に冗談として受け止めている。

昨日なら、過剰に強がったかもしれない。

今日は違う。


🌤 小さな整理

凜がぽつり。

「もしさ」

「篠崎さんが父じゃなかったとしても」

ひなた:

「うん」

凜:

「ちゃんと“誰かの人生”やってるって分かっただけで」

「ちょっと救われる」

美月は静かに言う。

「優しい人でしたから」

凜は頷く。

「そうだったんだろうね」

この“だろうね”に棘がない。


🔥 ここから展開

・淵本と連絡がつく
・ランに会いに行く約束
・凜が初めて少し緊張する
・理三というスペックにひなたが変な火をつける
・淵本は篠崎さんから何を聞いているのか

この淵本、かなり重要キャラにできる。

静かな秀才タイプか
空気読めない天才か
優しい理系男子か

どうする?

・ランに会いに行く回
・淵本初登場回
・夜、三人で“会う前の不安”を語る回

どこ行く?

I「良いね。淵本は静かな秀才タイプにしようか、興味を持ったところに一直線で、篠崎さんに自分から聞きに行ったし、人間関係を築けるくらいにはコミュ二ケーション能力もあり、配慮もできるタイプ。 淵本からは、今東京ですぐに広島に戻れるわけじゃないから(学生だしお金もそんなにないし)、とランの画像(直近の帰省時で大体2週間~1か月前くらい)を送ってきた。毛並みもよく元気そう。ちゃんと家猫として大切にされてそうで、他の猫たちとも仲良くやってるようだ。凜、どうする?」

A

いいね。
ここは凜が「確信を持たずに、安心を受け取る」回。


☕ カフェ・午後の続き

大野経由で淵本と繋がる。

少し時間を置いて、メッセージが来る。

文章は簡潔で丁寧。


📩 淵本

はじめまして。
ランの件でご連絡いただいたと聞きました。
今東京にいてすぐ広島に戻れないのですが、
直近帰省したときの写真を送ります。

画像、数枚。


画面に映るラン。

ふわっとした毛並み。

目が穏やか。

他の猫と並んで寝ている。

キャットタワーの上。

窓辺。

どの写真も、

“ちゃんと家猫”。

大切にされているのが分かる。


三人で覗き込む。

ひなた:

「かわいい……」

美月:

「元気そうです」

凜は、黙る。

指が止まる。

ランの目を見る。

“ああ”

胸の奥が少しだけ、ほどける。


📩 続き

篠崎さんが体調を崩される前に、
「もし何かあったら」とお願いされました。
うちは元々猫が複数いるので大丈夫だと。
今は家族みんなで世話しています。

凜の呼吸が少し変わる。

「もし何かあったら」

ちゃんと考えてた。

ちゃんと託してた。

蒸発じゃない。

放棄じゃない。

責任を持って、繋いでる。

凜の中で、父の影と篠崎さんが少しだけ分離する。

似ているかもしれない。

でも同じではない。

それだけで、救われる。


ひなたがそっと言う。

「会いに行きたい?」

凜、少し考える。

「……ううん」

二人が見る。

凜はランの写真を拡大する。

「今はこれでいい」

その声は、逃げじゃない。

落ち着いた判断。

「ちゃんと元気なら」

一拍。

「それでいい」

目は少しだけ潤んでる。

でも泣かない。


美月が小さく言う。

「安心しましたか?」

凜は頷く。

「うん」

そして少し笑う。

「猫、いいね」

ひなた:

「飼う?」

凜:

「いつか」

一拍。

「余裕できたら」

この“余裕”は、

金銭だけじゃない。

心の。


📩 淵本からさらに一言。

篠崎さんは、よく「娘がいる」と話していました。
会えていないと言っていましたが、
誇らしそうでした。

空気が止まる。

凜の指が止まる。

ひなたが息を飲む。

美月は凜を見る。

凜は数秒、何も言わない。

そして、

静かにスマホを伏せる。

「……そう」

声は震えていない。

でも深い。

「誇らしそう、か」

小さく笑う。

涙は出ない。

代わりに、長い息。

「それなら」

「まあ、いっか」

これは諦めじゃない。

少しだけ、

許した。

父かもしれない人を。

父じゃないかもしれない人を。

そして、

自分を。


ひなたが軽く言う。

「理三男子、優秀だな」

凜:

「そこじゃない」

でも笑う。

完全に笑う。

昨日の凜とは違う。


この瞬間の変化

✔ 父と篠崎さんを分離
✔ “ちゃんと託している大人”を知る
✔ 会いに行く衝動を抑えられる
✔ 凜が初めて“今はこれでいい”と言える

これは大きい。

I「美月がさらに踏み込んで、篠崎さんが心配なんだけど、どうなってるか知らないか?と聞いてみた。すると、篠崎さんは、腎不全で入院して、現在慢性腎不全だということを聞かされる。現在、広島で病院に通いながらリモートワークで生計をたてつつ、透析を行っていて、淵本家でランともあわせてあげてるようだ。篠崎さんの娘さんの名前を知らないかと聞いたら、わからないとの事。そして美月は、もしかしたら凜が自分の父親かもしれないと感じていることを伝えて、凛の写真を送ったら、淵本が、家族に連絡して次に篠崎さんと会ったら聞いてみる、とかえってきた。」

A

いいね。
ここは静かに“現実”が入ってくる回。


☕ カフェ・午後、空気が少し変わる

美月が、少しだけ迷ってから送る。

📩
「篠崎さんの体調について、もし差し支えなければ教えていただけますか?」

数分後。

返信。


腎不全です。
今は慢性腎不全で透析を受けながら生活されています。
広島の病院に通いながら、リモートで仕事をされています。
体調は安定していると聞いています。

三人、黙る。

透析。

週に何度も。

一生続く。

“蒸発”とは違う。

逃げたのではなく、壊れた身体。

凜の中で、何かがまた少しほどける。


📩 続き

ランも時々連れて行って会わせています。
とても嬉しそうにされています。

凜、息が止まる。

「会わせてる」

捨てたんじゃない。

ちゃんと会ってる。

ちゃんと繋いでる。

胸の奥が、痛いのにあたたかい。


そして美月が踏み込む

美月は凜を見る。

確認の目。

凜は小さく頷く。

美月、さらに送る。

📩
「差し支えなければ、篠崎さんの娘さんのお名前をご存知でしょうか?」

数分。

返信。

申し訳ないですが、聞いたことはありません。
娘さんがいるとは話していましたが、名前までは…。

ここまでは、まだ平衡。

でも、美月は止まらない。


📩
「実は、一緒にいる友人が、篠崎さんがご自身の父親かもしれないと感じています」

凜が息を止める。

ひなたが凜の手を軽く握る。

美月は写真を添付する。

凜の写真。

今日の。

自然な。

少し疲れて、でも強い顔。


送信。

既読。

数分、長い。


📩 淵本

承知しました。
家族に伝えます。
次に篠崎さんと会うタイミングで、慎重に確認します。
ただし、体調面もありますので、急がずに。

凜、目を閉じる。

世界が一段深くなる。

もう冗談じゃない。

現実。

透析。

病院。

“会わせているラン”。

そして、自分の写真が、届いている。


凜の内側

父が蒸発したあの日。

説明はなかった。

行方も知らなかった。

でも今、

“もし”が、具体的になっている。

怖い。

でも逃げたいほどではない。

凜は静かに言う。

「……逃げないでいい?」

ひなた:

「逃げる?」

凜:

「ううん」

「逃げない」

それは宣言じゃない。

確認。

美月が言う。

「結果がどうでも、凜は凜です」

その言葉に、少しだけ震える。

“そのままでいい”がまた重なる。

凜、苦く笑う。

「最近それ多いな」

でも否定しない。


透析という現実

凜がぽつり。

「透析ってさ」

「週三とかだよね」

理性的な声。

泣かない。

「大変だよね」

これは娘としての言葉かもしれない。

まだ確定していないのに。

でももう、他人ではない。

ひなたが言う。

「もし本当に父なら」

「会う?」

凜は少し考える。

長い沈黙。

「……今は」

「淵本くんの返事待つ」

一段ずつ。

昔の凜なら、

東京まで飛んでいた。

今は違う。

確認する。

待てる。

変わってる。


空気の温度

三人とも少し疲れている。

でも壊れていない。

凜が静かに言う。

「もし違っても」

「この旅は意味あった」

ひなた:

「成長旅行だな」

凜:

「うるさい」

でも笑う。

涙は出ない。

今はまだ。

次回:女子会@三人で駅に向かう。来た時より静か。でも重くない。

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